2021年1月にスタートするTBS系金曜ドラマ『俺の家の話』の放送を記念して、動画配信サービス「Paravi」で、長瀬智也×宮藤官九郎がタッグを組んだTBSの過去ドラ2作品『池袋ウエストゲートパーク』『うぬぼれ刑事』が、12月19日12時から配信されることが決定した。この2作品が配信されるのは今回が初めて。
■長瀬智也×宮藤官九郎 11年ぶりのタッグ! 1月スタート『俺の家の話』
『俺の家の話』の主演は長瀬智也、脚本は宮藤官九郎。2人がTBSドラマでタッグを組むのは2010年7月期に放送された『うぬぼれ刑事』以来、約11年ぶりとなる。
今回、宮藤が手掛けるオリジナルストーリーで長瀬が演じるのは、ブリザード寿というリングネームで活躍するプロレスラーの観山寿一(みやま・じゅいち)。ピークを過ぎたプロレスラー・寿一が、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込み介護と遺産相続など家族の問題を解決していくというホームドラマだ。
長瀬扮する主人公・寿一を取り巻く個性的なキャラクターとして、戸田恵梨香、桐谷健太、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海、平岩紙、そして西田敏行の出演が決定するなど、その豪華キャスト陣にも期待が高まっている。
そして今回、『俺の家の話』の放送を記念してParaviで初配信が決定したのは、長瀬と宮藤が初めてタッグを組んだ伝説の作品、2000年放送の『池袋ウエストゲートパーク』。そして、2010年に放送された『うぬぼれ刑事』だ。
■20年経った今でも熱狂的ファンの多い『池袋ウエストゲートパーク』
2000年4月期に放送された『池袋ウエストゲートパーク』は、宮藤の連続テレビドラマ脚本デビュー作。原作は石田衣良による同名小説で、「I.W.G.P」の愛称でも知られている人気シリーズ。池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬智也)がストリートギャング・Gボーイズの安藤崇(窪塚洋介)らとともに次々起こる難事件を解決する青春ミステリーだ。
長瀬、窪塚のほかにも、当時は若手俳優だった加藤あい、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、阿部サダヲらが出演し、人気が急上昇するなどの大ヒットドラマとなった。登場人物それぞれが強烈なキャラクターであると同時に、劇中では斬新でユニークな演出が随所にちりばめられており当時は大きな話題に。伝説の作品として放送から20年たった今でも熱狂的なファンが多い。
なお、連続ドラマから3年後に放送されたスペシャルドラマ『池袋ウエストゲートパーク SOUPの回』も配信する。
■豪華な共演者と各話女性ゲスト、長瀬のダンスにも注目!『うぬぼれ刑事』
2010年7月期に放送された『うぬぼれ刑事』。宮藤にとって初めてのオリジナル刑事ドラマの脚本であり、第29回向田邦子賞を受賞した記念すべき作品でもある。本作で長瀬が演じたのは、超恋愛体質で捜査に支障をきたすほど惚れっぽく、その惚れてしまう女性はことごとく怪しい容疑者という、理不尽を抱えてしまう刑事だ。
共演者は、生田斗真、中島美嘉、荒川良々、要潤、矢作兼(おぎやはぎ)、坂東三津五郎、西田敏行といった超豪華俳優陣。また、長瀬演じるうぬぼれが惚れてしまう女性ゲストが毎回豪華なことでも話題を呼んだ。他にも、バーで恋愛話に興じるうぬぼれ屋の男5人「うぬぼれ5」の会話や、惚れてしまった犯人の女性に白いスーツで踊りながら近づく長瀬のダンスシーンは必見だ。
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