意外と忘れてしまいがちな敬語表現。特にビジネスシーンでは、正しい言葉を使いたいものです。本記事では、「言う」の尊敬語について、言い方や活用シーン、例文を解説していきます。
「言う」の尊敬語とは?
「言う」の尊敬語は「おっしゃる」「言われる」などです。尊敬語は、自分より立場が目上の人の動作や状況を高める言葉です。
動詞 | 尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 |
---|---|---|---|
言う | おっしゃる 言われる 仰せになる |
申す 申し上げる |
言います |
※クリックで細かな意味や用例を確認できます
もっと詳しく : 敬語表現(尊敬語・謙譲語・丁寧語)活用表
「おっしゃる」「言われる」の使い方
相手に対して、より尊敬の意味が強く表現する場合には「おっしゃる」を使います。「言われる」よりも敬意を払った言い方です。
間違えやすい使い方に「おっしゃられる」があります。尊敬語の「おっしゃる」に、さらに尊敬の意味がある「られる」とつけるのは過剰な敬語です。例えば「社長がおっしゃられていました」ではなく、「社長がおっしゃっていました」が正解です。
「言う」の尊敬語を使う場面と例文
ビジネスシーンで「言う」の尊敬語を使う場合の例文を紹介します。
- 例文 :
「〇〇様のおっしゃる通り、請求書に不備がございました」
「課長が言われたように、連休中はゆっくりと羽を伸ばそうと思います」
***
「言う」の尊敬語としては、主に「言われる」と「おっしゃる」が挙げられます。言葉の適切な敬語表現をマスターし、ビジネスシーンで正しく使えるようにしましょう。