女優の杉咲花が主演を務めるNHK連続テレビ小説『おちょやん』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか)は、14日より第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」に突入する。
大正13年、秋。千代(杉咲花)が道頓堀の芝居茶屋、岡安へ奉公に来て約8年がたった。千代はまもなく18歳になろうとしていた。お茶子としての仕事をしながら、千代は相変わらず芝居に夢中の日々だった。そして、時折思い出すのは子どもの頃に見た女優、高城百合子(井川遥)の美しい舞台上の姿だった。
岡安の女将シズ(篠原涼子)に、これから自分はどうしたいのかよく考えなさいと言われ、千代は生まれて初めて本当に自分がやりたいことは何なのかを考えるようになる。そんなある日、千代はずっと憧れ続けて来た女優、高城百合子と偶然に再会する。百合子は会社から映画の撮影所へ行くように命じられていたが、それが嫌で逃げ回っていた。千代はそんな百合子を、岡安でかくまうことにする。
一方、シズもかつて深い因縁のあった歌舞伎役者、早川延四郎と20年ぶりに再会していた。その現場を見ていたライバル茶屋、福富のお茶子によって、2人は不義密通の関係であるとのうわさが広められ、道頓堀中に悪い評判がたってしまう。シズはやましいことは何もないと、そのうわさを否定したが、千代は秘められたシズの思いを知り、シズに延四郎に会いにいくように説得する。
103作目の“朝ドラ”となる『おちょやん』は、今なお上方女優の代名詞と言える存在で“大阪のお母さん”として親しまれてきた喜劇女優・浪花千栄子をモデルにした作品。大正から昭和の戦前、戦中、戦後の大阪を舞台に、貧しい家庭に生まれたヒロイン・竹井千代が、女優の道を駆け上がっていく波乱万丈の人生を描く。
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