米Instagramは現地時間12月10日、ショッピングタグを利用して短尺動画「リール」に商品をタグ付けできるようになったと発表した。日本を含む各国・地域で対応する。
ユーザーはフィードやストーリーズ、IGTV(10月に対応を発表)、ライブショッピング(米国で一部ブランドを対象にテスト中)など、Instagram上の多彩な動画コンテンツ内でショッピングを楽しむことができるようになる。
リールはエンタメ性の高い最大15秒の短尺動画を作成・発見できる機能で、2020年8月に提供開始。ローンチ以降、国内外のさまざまなブランドが活用しており、商品の紹介や使い方を動画で表現するなど、ショッピング関連のコンテンツも多数投稿されている。リール上でショッピングタグを利用して商品をタグ付けすることで、「新しい方法で顧客にリーチし、『好き』『欲しい』という気持ちにつながる偶発的な発見を生み出せるようになる」としている。
なお、リールはブランドコンテンツツールにも現地時間11月20日から対応。クリエイターが協業しているビジネスに関する動画を投稿するとき、透明性を保った状態でブランドや商品を紹介できる方法を提供している。
人気クリエイターと2020年を振り返る特別企画「#LOOKBACK2020」
Instagramは、エンタメや音楽、ファッション、スポーツなど、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちが「2020年の振り返り」という共通テーマでさまざまな動画コンテンツをInstagramに投稿し、2020年を振り返る特別企画「#LOOKBACK2020」を開始した。投稿される動画はハッシュタグ #LOOKBACK2020 で検索してアプリ内で楽しめるほか、特設サイトでも公開している。
ストーリーズで使える同企画のスタンプも登場。「1年を通じて特に心に残っている瞬間、自分が今年シェアした中で一番お気に入りの写真など、2020年を振り返りながらストーリーズを投稿する際にぴったりなスタンプ」としており、2021年1月1日までの期間限定で利用可能だ。
このほか、リールで特に再生回数の多かった動画や人気の楽曲などに関する国内のデータを発表。リールの提供開始から2020年11月までの約3カ月間のデータを集計したもので、特に再生回数が多かった動画5選や、リール投稿でよく使われた代表的な5曲、リールで人気のARカメラエフェクト、ハッシュタグのデータを公開している。詳細はInstagram公式サイトを参照のこと。