昨今問題となっているネット上での誹謗中傷。心ない言葉に落ち込んだり傷ついたりしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。そんななか、モデルの奈良岬さん(@___misaki____)が友人に贈ったある言葉が、ツイッターで話題となっています。
友人がエゴサしてネットの誹謗中傷とか見て病んじゃうんだよね、と言ってたので、「下水道の中身って気にしないし見る必要もないし知ったところでムダに不快な気分になるだけでそこに住んでる虫にも用はないし普段の生活には何も影響ないし、それと同じだと思う」って言ったら元気になってました。(@___misaki____より引用)
下水道に流れてくるのは人などから出た汚物であって人そのものじゃない。
ネットの誹謗中傷も同じもの。人そのものが悪なんじゃくて、人から出てしまった悪い感情が悪だから、フタをして流しとこうね。
って意味での、疲れてる人への励ましの言葉でした。(@___misaki____より引用)
この奈良さんの投稿に対しては、「全くもって正論だと思います」「めちゃいい例え…感動しました」「ああああ!! これだ!!」「陰口なんて叩かせときゃいいのよ。見えない聞こえないなら気にしない」など、納得の声が多く寄せられていました。
奈良さんにお話を伺ったところ、この投稿への補足として以下のように話してくれました。
「私の伝えたいところは、『下水道というものは、人が流れてくるわけではなく、人から出てしまった汚物が流れつくところ。誹謗中傷も、言う人そのものが必ずしも悪人であるわけではなくて、人から出てしまった悪意や負の感情が悪いことをもたらす問題になるだけ。受け取る側としては、過度な攻撃などの行き過ぎたものはきちんと対処すべきですが、見なくてもいいものをわざわざ見に行ったり、投げられたものを律儀に受け止めて傷付いたり病んだりする必要はない。ある程度は、“水に流す”ことも大切なのではないだろうか。』ということです」
ネットが普及して便利になった一方、見たくないものまで見えてしまう現代。批判に耳を傾けることも時には必要ですが、むやみに傷つけようとしてくる相手には「見ない」という手が一番有効なのかもしれません。
なんと言っても、奈良さんのこの言葉を聞いたご友人が元気になってよかったですね。