「人は見た目によらず」なんてことわざが日本にはあります。本来、外見やイメージだけで人の中身を判断することはできないはずなのですが……。ハチさん(@Hachi_Re8)がお知り合いから聞いたという話がツイッターで話題になっていました。

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東大で仲良くなった英語ネイティブのアジア人留学生が、英語教育専門の幼稚園の先生になったんだけど、保護者から「白人以外の講師が英語を教えるのはちょっと…」とクレームが入ったらしい。英語教育に力を入れる人が白人至上主義に陥りやすいの何でだろうな。英語の堪能さと人種を結びつけるなよ。 (@Hachi_Re8より引用)

ハチさんのこのつぶやきに、読者からは多くの共感の声が寄せられました。いくつかご紹介しましょう。

「本当にその通りですね。私は見た目が”日本人っぽいハーフ“ということから英語力を疑われたことや、逆になんで日本語話せないの?と初対面で言われることが凄く多いです。もし見た目が“白人っぽいハーフ”だと違ったのかなって思うと悲しい。人種や見た目で決めつけないで欲しいですね」

「白人至上主義。。耳が痛いですよね。これは本当、多くの日本人に多いと思います。僕の甥も日本で英語教育専門の幼稚園に通ってますが、先生は確か黒人の方だったと思います。そもそも英語ネイティブであるなら人種は全く関係ないですよね」

「そんな事を言う人がいるんですね…外国語を学ぶ時に人種なんて何も関係ないのに、何故そうなってしまうのか、悲しみしかありません。学校現場で白人系、黒人系両方のネイティブ講師と接しましたが、どちらも素晴らしい意欲と人間性でした」

「そうゆう親御さんの心の中には無意識的にアジア人に対する一種の差別意識や白人に対する憧れがあるのかもしれませんね。結果、『我が子は白人のネイティブに英語を習っている』とゆうことが安心感に結びついてしまうという。できれば英語能力、人柄、指導力で判断してほしいですね」


みなさんのおっしゃる通り、言葉と肌の色とは関係ないですよね。現在はベルギー在住というハチさんですが、日本を外側から見て思うことは「日本に限らず、東アジアは白人を特別視しすぎている」とのこと。実際には、英語が母国語ではない白人の方もたくさんいるのにもかかわらず、洋画や広告の影響なのか、「英語=白人」という考え方がまだまだ多いと感じるそうです。

また、今回のツイートが反響を呼んでいることについて聞くと、「頂いたコメントから、講師として似たような経験をされた方の実体験や、英会話塾等において白人講師が優遇される傾向にあることなど、色々な話を伺うことができ、中々根深い問題なのだと再確認しました。人やサービスを評価するときに、自分が対象の『能力やパフォーマンス』で判断しているのか『人種』で判断しているのか、評価を下す前にしっかり考えてみるべきだと改めて思いました」と話していました。

知識や経験が少ない人ほど、見た目やイメージで判断してしまいがちかもしれません。多くのことを吸収し、人種や性別、学歴といったバイアスに捉われない人でありたいですね。