女優の杉咲花が主演を務めるNHK連続テレビ小説『おちょやん』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で、芝居茶屋「岡安」の主人・岡田宗助を演じているお笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤。ドラマに対する苦手意識があるそうで、緊張感を持ちながら頑張っているという。
名倉演じる宗助は、シズ(篠原涼子)に一目ぼれし、婿養子として岡田家に入ったため、シズには頭が上がらない。温和でやさしい性格で、シズや千代を後ろから優しく支えているという役どころだ。
名倉は、オファーを受けたときの心境を「すごくうれしかったですけど、その反面、自分に演じられるのだろうかとプレッシャーを感じました」と告白。「ドラマが苦手で、基本的に自分はドラマに向いている顔だと思っていないんですよね(笑)。コントはやっていましたが、お芝居とはまた違うじゃないですか。皆さんに迷惑をかけないように頑張ろうと、緊張というかピリッとします。バラエティでピリっとすることはあまりないでしょう(笑)?」とドラマへの苦手意識を明かした。
宗助については、「ほんとうにあったかい、優しい人で、妻や娘のみつえのことが大好きで大好きでしょうがない人です。千代のことも大好きで、愛があふれる人だなと思いますね」と説明。「役作りっていうのができているかどうかわからないですけど、宗助さんについてはあまりしかめっ面をしているイメージがないので、とにかく笑顔でいられるシーンは笑顔でいたいと考えています」と、笑顔を意識しているという。
2016年度後期の連続テレビ小説『べっぴんさん』では、ヒロインの幼なじみ・野上潔の父・野上正蔵を演じた名倉。「『べっぴんさん』では、もう少し厳しめの、だけども優しいお父さん役でしたが、今回は、もうとろけるような甘いお父さんなんです。ちょっとおっちょこちょいなところやかわいらしいところが出れば、僕にとってはOKなのかなと思うので、基本的にはニコニコしていたいですね」と比較し、「『べっぴんさん』で演じた正蔵さんより、今回の宗助さんのほうが自分と似ているかもしれません」と話している。
また、「4年前の『べっぴんさん』に出演させていただいたので、NHK大阪にホーム感はすごくあります。スタッフさん、メイクさん、衣裳さん、みんな一緒なのでなんか家族感というか、『戻ってきたな』という感じです。もちろん、ほかの現場でも和気あいあいとやらせてもらっていますが、ここは特にホームな感じがありますね。皆さん優しくて、僕の芝居にあんまりダメ出しがなくて、あったかいです」と安心感も。
そして、「共演者の方々のお芝居が本当にすばらしいですし、魅力あふれる台本です。物語については、心にまっすぐに届く、あったかい部分が多いですね。千代が駆け抜けて行くさまが圧巻ですし、泣けるシーンもたくさんあります。笑えて、楽しくて、泣けるドラマというのは、今まであまりなかったような気がします。絶対におもしろいので、ぜひ観ていただきたいなと思います」と見どころを伝え、「僕が出演する場面では目をつむっていただいて(笑)」と付け加えた。
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