Microsoftは12月9日、レイトレーシングや物理ベースレンダリングなどの新機能に正式対応したWindows 10版の「Minecraft 1.16.200」をリリースした。今年4月からベータ版として提供されていたもので、レイトレーシングの他、対応する環境では物理ベースレンダリング(PBR)やDLSS 2.0も利用できる。

  • Minecraft、バージョン1.16.200でレイトレーシングに正式対応

    Windows 10版Minecraftでレイトレーシングに正式対応

リアルタイムレイトレーシングを正式サポートするのは、Microsoft Storeから提供されているWindows 10向けのMinecraft(バージョン1.16.200)。レイトレーシングを利用することで、プレイヤーはより明るく輝くブロック、光を放射するエフェクト、水面の反射、より正確でリアルな影といった新しい描画効果を利用でき、さらに世界全体を照らす豊かなイルミネーションで、Minecraftの世界を新しい角度から体験できるようになるとしている。

  • 光源のグラフィックが大幅に進化する

また、Minecraftでは自作テクスチャやMODでの外部テクスチャ導入に対応しており、レイトレーシングや物理ベースレンダリングをサポートするテクスチャを自分で制作することで、自分だけの世界を作り上げることもできる。NVIDIAが同機能に対応するテクスチャ制作ガイドを公開しており、スターターキットも提供中。

レイトレーシングをはじめとした各種新機能を利用するには、Windows 10 64ビット版と、NVIDIA GeForce RTX 2060以降、またはAMD Radeon RX 6000シリーズのグラフィックスカードと、それぞれに対応する最新のグラフィックスドライバーが必要になる。