パーソルキャリアは12月7日、「女性の平均年収ランキング2020」を発表した。同ランキングは、2019年9月~2020年8月にdodaエージェントサービスに登録した約40万人のデータから、正社員で働く20歳~65歳までの女性を抽出し、その平均年収を集計しまとめた。
調査によると、今年度の女性の平均年収は347万円で、前回から2万円アップとほぼ横ばい。今回の調査データからは、新型コロナウイルスの感染拡大による年収の顕著な変化は見られなかった。
職種別では、全163職種のうち、「戦略/経営コンサルタント」が607万円でトップに。次いで、2位「業務改革コンサルタント(BPR)」(601万円)、3位「リスクコンサルタント」(599万円)と続き、3位までを「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」が独占する結果に。裁量が大きく、実績が評価に直結しやすいコンサルティング系職種は、全体(男女総合)だけではなく女性の平均年収ランキングでも上位を占めた。
年代別に見ると、20代は321万円(昨対比+2万円)、30代は377万円(同+2万円)、40代は403万円(同+2万円)、50代以上は431万円(同+3万円)と、全年代で昨年を上回る結果に。全体との差は、20代で27万円、30代で67万円、40代で107万円、50台以上で182万円と、年代が上がるにつれて差が大きくなる傾向が見てとれた。
エリア別では、「関東エリア」が366万円で最も高く、以下、高い順に「関西エリア」(328万円)、「東海エリア」(325万円)、「中国・四国エリア」(316万円)、「北信越エリア」(311万円)、「九州・沖縄エリア」「北海道・東北エリア」(ともに310万円)となった。