エイベックス・テクノロジーズは、次世代アニメ制作ツール「AniCast Maker(アニキャスト メーカー)」の商用版を、Facebook製VRデバイス「Oculus Quest / Quest 2」向けに開発中であると発表した。
AniCast Makerは、VR空間上に自由にキャラクターやカメラマンを配置し、それぞれのアバターの中に入って演技や撮影をすることで、直感的かつ手軽にアニメーションを制作できるツール。発売時期や価格は追って発表される。
2019年9月、エイベックス・テクノロジーズとエクシヴィは、AniCast Maker商用化に向け合弁会社を設立。直近では、2020年7月にこのツールを用いてフルリモート制作されたオリジナルアニメが公開された。
2020年12月8日、オンライン開催される国内最大級のVR/AR/MRカンファレンス「XR Kaigi 2020」において、エクシヴィの近藤義仁代表取締役社長らが、AniCast Makerの開発から得た知見やVRでのアニメ表現などについて講演する。ちなみに、エクシヴィはジャニーズ事務所とSHOWROOMが発表した「バーチャルジャニーズプロジェクト」への技術提供や、大日本印刷とのバーチャルキャラクター接客システムの共同開発を行っている。