パナソニックは12月7日、テクニクスとパナソニック両ブランドの完全ワイヤレスイヤホン3機種の操作性・接続性を向上させる本体ファームウェアと専用アプリのアップデートを提供開始した。対象機種はテクニクス「EAH-AZ70W」と、パナソニック「RZ-S50W/S30W」。
アップデート内容は以下の通り。
- イヤホン本体・アプリ:
- 外音モードの切り替え・オフのカスタマイズに対応
※EAH-AZ70W、RZ-S50Wのみ - タッチセンサー操作を一括で無効にする項目を追加
- 外音モードの切り替え・オフのカスタマイズに対応
- イヤホン本体:機器とイヤホンを接続する際の接続性を改善
- アプリ:イヤホン装着方法の案内をアプリメニュー画面から確認可能
EAH-AZ70WとRZ-S50Wはノイズキャンセリング(NC)機能と、イヤホンを着けたまま周囲の音を確認できる外音取り込み機能を備えている。今回のアップデートで、専用アプリ(Technics Audio Connect / Panasonic Audio Connect)に外音モードの切り替え・オフの操作をカスタマイズする項目を追加。タッチセンサーの長押しで切り替えるモードを「ノイズキャンセリング」「アンビエント(外音取り込み)」「外音コントロールオフ」から選べるようになった。
3機種共通の機能強化として、専用アプリからイヤホン本体のタッチセンサー操作を一括で無効にできるようになった。「タッチセンサー操作」の項目をオフにすると、音楽操作(再生/停止、曲送り/曲戻し)や、音量操作、電話操作、外音コントロール、音声アシスタントのすべてが一括で無効になる。なお、ペアリングや工場出荷設定に戻す操作などについては、この設定に関わらずタッチセンサーで操作可能とのこと。
イヤホンと手持ちのデバイスを接続するときの接続性を改善。充電ケースからイヤホン本体を取り出した後、左右イヤホンの間に頭や手指などの障害物がある場合の接続時間を改善し、左右の同期時間の短縮も図った。
イヤホン本体とアプリの初回接続時に、イヤホンを正しく装着する方法やイヤーピースのサイズなどを案内する表示が出るが、今回のアップデートで、メニュー画面の項目としていつでも確認できるようにした。
イヤホン本体のファームウェアアップデートには、EAH-AZ70Wは「Technics Audio Connect」アプリ(Ver.1.6.0)、RZ-S50W/S30Wは「Panasonic Audio Connect」アプリ(Ver.2.6.0)が必要だ。更新後のファームウェアのバージョンは、EAH-AZ70WとRZ-S50Wが「JMS1ZU 01.91」、RZ-S30Wが「JMS1ZT 01.40」。