モデルで女優の池田エライザが、ファッションメディア「ELLE」による「エル シネマアワード2020」で、新世代をけん引する映画人に贈る「エルガール賞(※今年はエル・ガール ニューディレクター賞)」を受賞し、7日にオンライン生配信で行われた授賞式に参加した。

  • 「エル シネマアワード2020」にVTR出演した池田エライザ

今年はNetfilx配信の『Followers』、映画『一度死んでみた』など女優としても活躍した池田だが、今回は初めて監督・原案を手掛けた作品『夏、至るころ』が評価されての受賞となった。

同作は、緑あふれる故郷の山々に抱かれながら、友情を育んできた男子高校生の翔(倉悠貴)と泰我(石内呂依)が、夏祭りを前に初めて自分の人生と向き合い、それぞれの一歩を選びとる物語。10代で上京した池田自身のエピソードをもとにオリジナル脚本を映像化し、瑞々しい演出力を発揮した。韓国で開催された第21回全州国際映画祭、中国の第23回上海国際映画祭に正式招待されるなど、未来の映画界を担う次世代クリエイターとして華々しいデビューを飾っている。

受賞者VTRでは、フェンディのドレスに、ブルガリのジュエリーをまとい、モデルとしてのオーラも放っていた池田は「ファッション誌の中でも特に映画への愛情を今までたくさん企画されてきたELLEから、本当に栄誉ある賞をいただけて、すごく幸せです」と喜びをあらわにし、「自分で自分に制限をかけずにいろいろなことを学び続ければ、可能性が広がっていくことを、私を通じて誰かに伝わったらいいなと思っています」と、監督経験を経て感じたことを語った。

そのほか「エル シネマアワード2020」では「エル ベストアクトレス賞」を蒼井優、「エル ベストディレクター賞」を黒沢清監督、「エル メン賞」を横浜流星が受賞した。