iPhoneで撮影した写真を友人・知人に送るとき、どうしていますか? 写真アプリから操作を開始するときには、画面左下にある共有ボタン( [↑] )をタップし、そこで「メール」や「LINE」などのアプリを選び送信相手を決める、という流れで操作しているはずです。アプリで操作を始めて写真を添付するというやり方もありますが、写真を選んでから送信相手を決めたい場合には共有機能を使うほうがスムーズです。
しかし、共有機能を使い写真や各種ファイルを送信すると、以降共有メニューに相手の名前とアイコンが「おすすめ」として表示されるようになります。そのきっかけとなったメールやメッセージを削除すると表示されなくなることもありますが、やり取りの履歴を残したい場合にはあっさり削除するわけにもいかず、悩ましい仕様だといえます。
特に困るのは、AirDropで写真やファイルを送信するときの誤タップです。プライベートな写真を会社の同僚にAirDropしてしまったら...LINEやメールは送信前であれば操作を取り消せますが、AirDropはすぐに送信処理が開始され操作の取り消しに間に合わない場合があるからです。考えるだけでゾッとしますよね。
iOS 14では、この仕様が改善されました。共有画面を表示しているとき、今後おすすめとして表示してほしくないアイコンを長押しして、現れた「おすすめを減らす」をタップすればOKです。複数回共有機能経由で写真やファイルを送ったことがある相手は、「おすすめを減らす」をタップしても再び表示されることがありますが、何度か繰り返せば表示されなくなります。