テレビ東京系6局ネットにて2018年から放送中のTVアニメ『キラッとプリ☆チャン』。2020年4月からスタートしたアニメシーズン3では、桃山みらい、萌黄えも、青葉りんからが住むキラ宿が、最新鋭のVR遊園地「プリ☆チャンランド」に!? 加えて、プリ☆チャンランドを運営するカガヤキ・コーポレーションが、次世代トッププリ☆チャンアイドルを決める「プリンセスカップ」の開催を宣言する。
大会に参加するため、みらいたちは新アイテム「プリたまGO」を使ってマスコットを育てることに。みらいは友達やマスコットと力を合わせ、大会を勝ち抜き、プリ☆チャンキャッスルで最高のパレードを開ける「イルミナージュクイーン」の称号を手にすることを目指す。
今回は、シーズン3のキーキャラクターとして登場するマスコット・キラッCHU役の山下七海、メルパン役の大森日雅、ラビリィ役の田中美海のインタビューが到着した。
●マスコットがグループの魅力を紹介!
――それぞれが演じるキャラクターの紹介をお願いします。
山下 私が演じるキラッCHUは、「ミラクル☆キラッツ」というグループのマスコットです。お転婆でお調子者、いつも元気なのですが、いざとなると弱気になることがあって……。マスコット認定試験の時にも全然上手くいかず、落ち込んでしまいます。でも、そんなときにメルパンとラビリィが迎えに来て「頑張ろ!」って声をかけてくれて、そして、「もう一度頑張ろう」と立ち上がるんです。弱気になっても自分を奮い立たせて立ち上がれる強さは、彼女の魅力。メルパンとラビリィとの関係性もいいですよね!
大森 メルパンは、「メルティックスター」というグループのマスコットであり、自称敏腕マネージャーでもあります。しっかり者でご主人様(メルティックスター)に対しても厳しく接することがありますが、「メルティックスター」のみんなが、大好きなんですよ。ご主人様は、メルパンが初のソロステージで弱気になっているときに、彼女を励ましてくれました。そんなご主人様とメルパンの関係性や絆が素敵です。また、キラッCHUやラビリィのことを気にかけていて、実は仲間思いという一面もあります。最初はキラッCHUに対して酷い態度で接していましたけど(笑)。
山下 厳しいこと言われて、コテンパンにされたよ(笑)。
大森 「そこまで厳しくする!?」という態度だったよね(笑)。ただ、ご主人様を思う気持ちが同じだと気が付いてからは、キラッCHUに仲間意識みたいなものを感じていて。「メルパンがお手本を見せてあげる!」と引っ張ってあげるような素振りを見せるようにもなります。リーダー気取りですが、ちゃんと仲間のことを思っているところがかわいいですね。
田中 ラビリィは、まだ見ぬご主人様を探して、ひたすらプリ☆チャンランドを放浪していたマスコットです。最初は野ウサギのようで、本当に不憫で……。演じる際も「もっと悲壮感を漂わせて」と言われました。その後、お忍びで帰国していた(金森)まりあ・(黒川)すずと出会い、ふたりのグループである「リングマリィ」のマスコットになります。それからは笑顔も見せるようになりました。かわいいで世界を平和にしたいと思っているまりあと、その相棒であるすず。恐らく、ラビリィを最もかわいがってくれるふたりに出会えて、彼女は幸せものです。
――続けて、3人がマスコットとして活躍しているグループの特徴や魅力について教えてください!
山下 「ミラクル☆キラッツ」は、みらいちゃんが幼馴染のえもちゃん、同級生のりんかちゃんと一緒に結成したグループです。背伸びすることなく、ありのままの3人で勝負する姿そのものが魅力ですね。『プリ☆チャン』が大切にしている「夢みるハート」を常に追い求めている、キラキラと輝く3人の姿を、ぜひテレビの前で応援してください!
大森 「メルティックスター」はパフォーマンス力が高く、歌唱力お化け。それでいて気品のあるグループです。一方で、ギャップのある人たちの集まりでもあるんですよ。例えば、(赤城)あんな様は強がってはいるけど、いちばん「メルティックスター」のことを考えている思いやりのある方ですし、(緑川)さら様はギターも弾けてカッコいいけど、可愛いものを見るとふにゃふにゃしちゃう。そして、(紫藤)める様は天才だけども、ぶっ飛び過ぎている(笑)。そんな個性も魅力だと思います!
田中 「リングマリィ」は「かわいい」まりあと「カッコいい」すずという正反対のふたりが見事に調和した、ミラクルが起きているグループです。お互いにないものを持っているからこそ尊敬し合っていて、強い信頼関係で結ばれているのが素敵ですよね。最近の様子を見ていると、「あれ、結婚したのかな?」と思うくらいふたりだけの世界があって、尊いです(笑)。そんなふたりの間にラビリィが入っていけるのかと不安に思ったこともありましたが、実際は子供のようにかわいがってくれて! この3人はもう、親子のような関係だと思います。
●供から大人まで楽しめるのがプリティーシリーズ
――皆さんといえば、『プリパラ』にも出演されており、「ノンシュガー」というチームとして一緒に活動もされていました。また3人でプリティーシリーズに関わると聞いたときは、どのようなお気持ちでしたか?
田中 3人でご飯を食べているとき、「どうなるんだろ」っていう話をしたよね。
山下 うん(笑)。
大森 確か、「プリパラ&キラッとプリ☆チャン Winter Live 2019」が終わった時に「またよろしくね」って言われたんだよね。
田中 そうそう! お話を聞いたときは、「『プリ☆チャン』にも出られるんですか!? マスコット……? 本当に!?」って感じだった(笑)。
大森 キャラクタービジュアルとキャストが発表されたとき、「ノンシュガー」がトレンド入りしたよね(笑)。ありがたいことだと思いました。
山下 シリーズの繋がりみたいなものを感じるよね。『プリパラ』と『プリ☆チャン』は合同ライブをやっていて、どちらの作品にも出演しているキャストさんは、これまで早着替えをされていたんですよ。だから、「ついに、私たちも早着替えをやるときがきたんだ」とも思いました(笑)。
田中・大森 (笑)。
山下 大変そうだけど、3人で頑張ろう……!
――キャラクターと同じように、3人の信頼関係もバッチリですね!
田中 3人でステージに立ったら、安心感があるよね。
山下 うん。いい感じにフォローし合えている気がする。リハーサルでやるべきことはしっかりと覚えて、あとは自分らしく楽しくやろうっていう気持ちでいられるんだよね。
大森 この前の配信ライブで、MCの時間に少し余裕があると出演する直前くらいに言われて。その話を聞いた瞬間は、何をしようかなと思っていたけど、気が付いたらじゃんけんを始めていたよね(笑)。。
田中 ね(笑)。
大森 こういうが突発的にできるのも、一緒に活動する時間が長かったからなのかなと思います。
田中 何か不測 の事態が起きても「まぁ、できるっしょ!」というテンションで乗り切れるくらいの信頼関係が築けていると思います!
――『プリパラ』『プリ☆チャン』と関わる皆さんですが、プリティーシリーズが長く愛されてきたのには、どんな魅力があるからだと思いますか?
大森 私、それぞれのチームにフォーカスを当てた話を見たら、絶対に泣いちゃうんですよね。何回見ても泣ける。それくらい感情が動くシナリオが、長く続く理由のひとつだと思っています。
山下 アニメのなかでキャラクターがアイドルデビューして歌うと、「ついに歌ったね!」と、キャストの中でも話題になるんです。実際にそのキャラクターを演じたキャストからもレコーディングの話が出て、みんなでお祝いしたり感想を言い合ったりします。それは、プリティーシリーズならではのことかも。美海はいつも「尊い」って言ってるよね(笑)。
田中 好きが溢れちゃって、本人に伝えちゃう……!
山下 (笑)。でも、そういうキャストやスタッフさんの熱も、続いてきた理由のひとつかなと思います。
田中 ストーリーが泣けますし、ライブシーンのCGのクオリティも高い! 私みたいなオタクが「エモい!」と感じるポイントが多々ある一方で、小さい女の子たちにぜひ見てもらいたいシーンもいっぱいある。子供から大人まで楽しめるのがプリティーシリーズの魅力だと思います! きっと、このアニメを見たらいい子に育つんだろうなぁ(笑)。