サードウェーブは、Windows お絵描きタブレット「raytrektab RT08WT」の体験会を、12月4日、5日に東京都・秋葉原の「UDX サボニウス広場」で開催。今回は4日に行われた体験会&発表会の様子をレポートします。
片手で持てるサイズ感だから、持ち運びに便利!
「raytrektab RT08WT」は、同社のクリエイター向けのブランド「raytrek」の製品です。3年前にも8インチのWindowsタブレットを販売していましたが、今回リニューアルして再登場。8インチと10インチのラインアップで展開するかたちです。
説明会では、サードウェーブ プロモーション課の坂本義文氏が製品の背景と内容を紹介しました。raytrekブランドは10年ほど前から展開していましたが、2020年夏にはブランドサイトをオープンし、「すべての人の、唯一を」というメッセージの強化を行ったと言います。
「raytrektab RT08WT」は、「絵師に必要なものが全部そろう」というコンセプトのもと、液晶タブレット、wacom feel IT Technologyのスタイラスペン、お絵かきソフト「CLIP STUIO PAINT」がオールインワンになっており、いつでもどこでもアイデアを形にできる製品を目指して設計されました。
OSにはWindows 10を使用しており、「出先でひらめいたアイデアスケッチをデスクトップで仕上げることもできる」と連携性を強調しました。ちなみに、中途半端に入れてもユーザーに満足してもらえないだろうと、カメラ機能は大胆にカットしています。
また、ゲストとして、小説の挿絵、ゲームやアニメのキャラクターデザインなどを手がけるフリーイラストレーターの「左」氏が登壇。使用感を語っていました。
左氏は、「raytrektab RT08WT」を使ってみて、「絵を仕上げる前のアイデアラフ作成に向いている」とコメント。部屋以外で作業するほうが自由な発想を得られるものの、今まではメモに残しているだけでした。しかし、「raytrektab RT08WT」によって、どこでもイラストを制作できるようになったと話します。
ラフを書くときも自室の液タブを使っていたので、一日中椅子の上で作業していたそう。それが「リビングで体を伸ばしてできる」ようになり、今後は「寝そべって描きたい」とコメントしていました。
「三菱鉛筆9800 デジタイザペン」のプレゼントキャンペーンも
なお、今後のプロモーションやキャンペーンについても発表がありました。
「raytrektab RT08WT」の発売日は2020年12月10日ですが、12月4日13時より予約販売サイトを公開。2021年1月14日までに「raytrektab RT08WT」を購入すると、三菱鉛筆とコラボレーションした「9800モデルスタイラス」がもれなくプレゼントされます(小学生時代UNIが買えずに9800鉛筆で勉強していました!)。
また、Twitter上では、「raytrektab RT08WT」を使って描かれた応援イラストが、複数のイラストレーターから投稿される予定。作例を見るいい機会になりそうです。
さらに、pixivとコラボしたイラストコンテストを実施。最優秀作には30万円の賞金が贈られるほか、合計5名の受賞者には、「何らかの形で仕事を発注する」という副賞が用意されています。