大王製紙は12月中旬、紙おむつの伸縮技術を耳掛けに応用した日本製マスク「エリエール ハイパーブロックマスク ウイルス飛沫ブロック ふつうサイズ」と、女性や小顔の方向けの「小さめサイズ」を全国で発売する。価格はオープン。
3層構造の中層に超極細の高機能フィルターを採用し、ウイルス飛沫や花粉を99%カットする(米国のサージカルマスクのASTM F2100-19に基づく試験を実施)。
耳ひものつけ心地を向上するため、長年培ってきた紙おむつの伸縮技術を応用した「やわらかフィット耳掛け」を開発。長時間の装着でも耳への負担が少ないため、痛くなりにくい構造とのこと。また、外側から包み込み、やさしい力でマスクを引き上げる新構造で頬部のすきまができにくく、しっかりフィットするという。
同社は2009年度からマスク事業に参入、海外協力工場で生産し販売してきた。今年4月、新型コロナウイルス感染症による国内のマスク不足を踏まえ、安定的な供給に貢献するため最新鋭の生産設備を子会社であるエリエールプロダクトに導入。5月から医療・福祉施設向けに供給を始め、7月には設備を増強して一部店舗にて販売を開始。今回さらなる設備増強により生産能力を引き上げ、全国販売を開始することになった。