年明けから、世界的にコロナ禍での苦境が続いた2020年。そんな中でも、フランスから今年も美味しいワインの便りが届いた。2020年11月19日にボジョレー・ヌーヴォーが解禁。サントリーワインインターナショナルから発売された「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヌーヴォー 2020」を飲んでみた。
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「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2020」(左)「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2020」(右)
ボジョレー ヌーヴォーは、フランス・ブルゴーニュ地方の中でも気候に恵まれ上質なワインづくりに適していると言われるボジョレー地区で、その年に収穫したぶどうを醸造した新酒ワインのこと。毎年11月の第3木曜日に解禁となるが、日本ではフランスより早く解禁になる。11月19日0時前には、サントリーワインインターナショナルによる「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー」解禁イベントが行われた。
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イベントでは登壇者とオンライン参加者がみんなでカウントダウンして11月19日0時のボジョレー・ヌーヴォー解禁を迎えた
時節柄、例年とは違いオンラインでのイベント開催となった当日は、サントリーワインインターナショナルの代表取締役社長・宮下敏氏、サントリーワイン・ブランドアンバサダーの岩田渉氏が登壇。また、フランスからオンラインでジョルジュ・デュブッフ社の輸出部長で創業者ジョルジュ・デュブッフ氏の孫にあたるアドリアン・デュブッフ・ラコンブ氏が参加して行われた。宮下社長は、「ブドウの花が咲き始めた春、フランスはロックダウンになり、本当にこれでワインができるのかなと心配した。日本でも緊急事態宣言となりお祝いするようなムードではなくなっていたが、一方でブドウは順調に育ち、近来まれにみる良いブドウができ、自然の力の強さを改めて感じた」という。アドリアン氏は「大変な状況だが、2020年ボジョレーヌーボーは素晴らしいヴィンテージに仕上がった」と、その出来上がりに満足そう。
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”太陽の燦燦とした温かい味わいが表れている”「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー2020」
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ワンランク上の濃厚でなめらかな味わい「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2020」
解禁時間が迫ると、登壇者とオンラインで参加している人々が一緒にカウントダウン開始、無事に解禁を迎え、「アン、ドゥ、トロワ、サンテ！」とフランス語で改めて乾杯した。岩田氏によると、「今年の特徴は、通年よりは温暖な年だったこともあり、太陽の燦燦とした温かい味わいが表れている」とのこと。ブラックチェリーなどの完熟した黒い果実の香り、カシスの香り、甘いスパイスの印象や、ラベンダーのような華やかなキャラクターを感じる出来上がりが特徴。飲んでみると、フレッシュなフルーツを齧ったようなジューシーさで、とても飲みやすい。心地良い余韻が残る芳醇な味わいだった。
大勢でパーティーをして乾杯！というわけにはいかないが、オンラインで遠くに人とも繋がることができるのは今年ならでは。年末は家庭でゆっくりと、オンラインで仲間と、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヌーヴォー」を味わってみては。
