ジャニーズJr.江田剛の主演舞台LEGENDSTAGE feat. HOTCHKISS『Nightmare Hospital~七つの罪に花束を~』が2日、東京・草月ホールで開幕し、出演者がコメントを寄せた。

  • 左から山崎雅志、原嶋元久、水崎綾、稲葉光、橋本全一、江田剛、菊池真琴、小玉久仁子、山本洋輔 撮影:立川賢一

本作は、舞台制作会社・レジェンドステージが、2010年に上演された劇団ホチキス作品『ボーナストーク』に独自のエンターテインメント性を融合させ、“オカルトハートウォーミングコメディ”として甦らせた作品。

今年1月に上演した『のべつまくなし』以来、脚本・総合演出を手掛ける劇団ホチキス主宰の米山和仁氏と2度目のタッグとなる江田が主演を務め、そのほか、ジャニーズJr.稲葉光、菊池真琴、水崎綾、山崎雅志、山本洋輔、橋本全一、原嶋元久、そして演出も務める劇団ホチキスの小玉久仁子が出演している。

主演の江田は「今回のカンパニーでは、全ちゃん(橋本)と綾ちゃん(水崎)が、なんと同い年! なかなか同い年の方とお仕事させて頂く機会がなかったので、まずそれでテンション上がりました」と1987年生まれの同い年メンバーに触れ、「自分が出てないシーンで全員が前に来てお芝居を見てくれたり、アドバイスをくれたり、ディスカッションを沢山して、みんなで一つの作品を作っている感じがあり、作品と同じくとても暖かい魅力的なカンパニーでした」と、カンパニーでのエピソードを振り返る。

役どころについては「今まで好青年役が多かったのもあって、奥さん役のまこちゃん(菊池)から、台詞が優しすぎるって稽古中毎回言われていました(笑)。ヤクザの鉄砲玉なのに、冷たくしてるつもりが完全に出来てない。そんな所が凄く苦労しました」と苦労を明かしながらも、「応援してくださる全ての皆様に、Xmasシーズンにピッタリな、ドキドキしながらも、どこか暖かくて、ホロっと泣けて幸せいっぱいの作品をお届けしたい」と意気込んだ。

稲葉は、「ゴシックホラーコメディと初めて聞いた時は、どんなジャンルだ? と正直思いました(笑)」と笑いを交えて第一印象を率直に明かし、「でも本を読んで、なんて素敵な作品なんだと。ただ、今回の自分の役は正直に言えばすごく難しかったです(笑)。王としての立場や尊厳などもありつつ、それ以上に人間くさいというか、弱い部分をすごく持っている役で、その辺のバランスだったり差を出したりするのが難しく、毎日試行錯誤していました。それが楽しい部分でもありましたけどね」と難しさと楽しさを語る。

また、江田との関係について「初共演という感じがあまりしませんでしたね(笑)。やっぱりよく知っている相手ですし、尊敬できる部分を元々知っているからこそ、今回アドバイスしてくれたり、自分から意見を言ったり、互いが素直に言い合えたのも関係性があってのことで、そしてなによりすごく楽しいです」と思いを明かした。

演出と出演の2足のわらじを担った劇団ホチキスの小玉は「『かっこいい』にも『面白い』にも両方に大いに振り切って楽しむ事を大事にしています。ビジュアル、世界観共に悪魔的ゴシックホラーの空気の中、思いっきりコメディを突き詰めました」と作品のこだわりをアピール。

「ちょっと怖くて笑えて泣けて、てんこ盛りの応酬に心揺さぶられて、お腹いっぱいになってくれたらと思います。出てくるキャラクター全員が濃ゆい何かを持って登場しますので、頭空っぽにして、体で楽しんでいただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

公演は6日に千秋楽を迎え、6日はインターネットでのライブ配信も行われる。