女優の戸田恵梨香が、TOKIOの長瀬智也が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『俺の家の話』(2021年1月スタート、毎週金曜22:00~)に、謎の介護ヘルパー・志田さくら役でレギュラー出演することが2日、明らかになった。

戸田恵梨香

同局の連続ドラマでは11年ぶりとなる長瀬×脚本家・宮藤官九郎のタッグで描くのは、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込んで介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げるストーリーだ。

戸田のドラマ出演はNHK連続テレビ小説『スカーレット』(2019年度後期)以来初となり、TBSの連続ドラマでは、2018年放送の金曜ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』以来。宮藤脚本のドラマで長瀬と共演するのは、2010年放送の『うぬぼれ刑事』第4話にゲスト出演して以来11年ぶりとなる。

今作で戸田が演じるのは、謎の介護ヘルパー・志田さくら。訳あって20年以上も家族と音信不通だった寿一は、父・寿三郎(西田敏行)の危篤の報せを受けて病院に駆け付ける。奇跡的に一命を取り留めた寿三郎が婚約者として紹介したのが、介護ヘルパーのさくらだった。さらに、寿三郎が遺産をすべて彼女に譲ると宣言したため家族は仰天。さくらは献身的に寿三郎を介護するものの、遺産目当てではないかと寿三郎の子どもたちからいぶかしく思われるという役どころだ。果たしてさくらの狙いとは? 寿一をはじめとした寿三郎の子どもたち、周りの人々とはどのような関わりを見せるのか注目だ。

戸田は「宮藤さんと長瀬さんの織りなす世界観に参加させていただけるなんて本当に嬉しいです。『流星の絆』では桐谷健太さんに『地味』と書かれたポストイットを貼られましたが、今回は脚本のト書きに『地味な女』と、宮藤さんの私のイメージなのか願望なのか分かりませんが書かれておりましたので、このホームコメディを真面目に、そして地味に頑張りたいと思います」とユーモア交えてコメント。

「なーんにも考えず、ただ見ていてくすっと笑えてホッとしてもらえるような、家族っていいなと思ってもらえるような作品になったらいいなと思います。楽しみに待っていてくださいね」と視聴者にメッセージを送った。

チーフプロデューサーの磯山晶氏は「12年前に『流星の絆』で静奈を変幻自在に演じていただいたときから、戸田さんに魅了され続けています。2年前の『大恋愛』でさらに表現力がパワーアップしているのを体感し、今回「どうしても!」とずいぶん前からオファーしてやっと叶うことになりました。西田敏行さんとデイケア施設で出会って、財産の全てを譲ると言われる介護ヘルパー役です。果てしなく怪しく、尋常じゃなく魅力的な女性を演じていただきます。また新しい戸田恵梨香さんの一面をみなさんにお見せできたらと思います」と話している。