デジタル改革担当大臣の会見でも話題になった、パスワード付きZIPファイルをメールで送信したのちに別メールでパスワードを送る、通称「PPAP」。セキュリティ面での懸念があることから廃止する動きが各所で見られていますが、これもその一環かもしれませんね……。

にゃおきゃっとさん(@nyaocat)のツイートが話題になっていました。

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取引先から本当にパスワードが電話で連絡される運用が始まりました……(@nyaocatより引用)

なんと、「PPAP」を回避すべく、パスワードがメールではなく“電話”でやりとりされることになったんだそうです。たしかに一案ではあるのですが、思わず「なんだかな~」と言いたくなってしまいます。

にゃおきゃっとさんにお話を聞いてみたところ、「これが一時的な対応なのか、今後もずっとそうするつもりなのかは分かりません」と現状について教えてくれました。ちなみに取引先からZIPファイルがメールで送られてくるときだけでなく、にゃおきゃっとさん側からメールする際にも電話する必要があるんだそうです。

大きな反響を集めた当ツイートですが、現在の心境はいかがでしょう?

「本当に素直なところ、今回のデジタル改革担当相の会見ニュースからもう既に数日経過してますし、リプライを見ると同様の対応が行われてる会社が既にほかにもあったりもしたようなので、どうして今、私のツイートにそこそこ反応されてるんだろう? という気持ちです」とのこと。

多くの読者からは、「やってたやってた。タイガースのてぃー、ドラゴンズのでぃー、とか読み上げてた」「そのうち、FAXで送られるようになりますよ。そして電話より便利に」「取引先から『盗聴される可能性があるのでモールス信号でパスワード送ります!』ってきたら地獄が待ってそう」「そのうち、お互いにパスワード帳を配布して、電話で何ページの上から何行目とかの運用になるかもしれませんね」と新たなアイデア? や、多くの共感が寄せられていました。

「私としてはパスワードを別経路で送るようになったこと自体はセキュリティを考えるとこれまでよりはマシであり、面倒とは思うものの強力に否定するものではないと思っています。ただ、他にもっと良い手段があるのでそちらを使って欲しいなぁ、と思ってます。面倒なので」(にゃおきゃっとさん談)。

個人的にも新たなソリューションの登場を待ちたい気持ちです……。