ミックスウェーブは、米Campfire Audioの新イヤホン「VEGA 2020」と「DORADO 2020」を11月27日に発売した。価格はオープンプライス。店頭価格(税込)はVEGA 2020が104,500円前後、DORADO 2020が135,300円前後を見込む。
2016年発売の「VEGA」、「DORADO」のアップデートモデル。ハウジングの素材に超高密度セラミック「ジルコニア」を採用した(従来モデルは液体金属)ほか、VEGA 2020は再設計したダイナミック型ドライバーを搭載するなど、さまざまな改良を施した。
製品名はいずれもCampfire Audio製品の伝統として、天体や星座の名前(こと座の1等星「ベガ」、大マゼラン雲を含む南天の星座「かじき座」)に由来している。
VEGA 2020
独自のA.D.L.C(アモルファス・ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティングを施したフルレンジドライバーを再設計し、サイズは従来の8.5mm径から10mm径に大型化したものを1基搭載。
「優れた忠実性、周波数特性、低い歪率を実現させた」という、軽量かつ高剛性の振動板を備えており、音のディテールを向上させ、歪みを減らし、音楽性能を大幅に高めたとする。
本体素材には超高密度セラミック「ジルコニア」を採用しており、Campfire Audioが2015年発売のイヤホン「LYRA」で初めて採用した素材に立ち返ったかたち。セラミックは密度が高く振動に強いため、ダイナミック型ドライバーに適しているほか、強度が高く傷がつきにくいという。ノズルはステンレス製。
周波数特性は5Hz~20kHz、入力感度は94dB SPL@1kHz、インピーダンスは36Ω。MMCXリケーブルに対応し、イヤホン側はベリリウム銅で加工されたMMCX端子を備える。
銀メッキ銅導体を採用した「Smoky Litz Cable」(長さ約120cm、ステレオミニプラグ装備)や、シーフォームグリーンのジッパーケース「Upcycled Marine Plastic Zipper Case」、シリコン/フォーム/E-Typeのイヤーピースなどが付属する。
DORADO 2020
独自にカスタマイズした高域用のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバー、A.D.L.Cコーティングを施した低域用の10mm径ダイナミック型ドライバーを各1基備えたハイブリッドイヤホン。
複雑なクロスオーバーを持たず、ドライバーの本来の力を発揮することで、「鮮明でありながら自然なサウンド」を追求。雑味のない正確なボーカル表現で生の「声」を届け、音像を忠実に再現するという。VEGA 2020と同じく、本体素材にはジルコニアを採用した。ノズルはPVD仕上げの真鍮製。
周波数特性は5Hz~22kHz、入力感度は94dB SPL@1kHz、インピーダンスは10Ω。MMCXリケーブルに対応し、イヤホン側はベリリウム銅加工のMMCX端子を備える。
銀メッキ銅導体の「Smoky Litz Cable」(長さ約120cm、ステレオミニプラグ装備)や、ダイバーオレンジのジッパーケース「Upcycled Marine Plastic Zipper Case」、シリコン/フォーム/E-Typeのイヤーピースなどが付属する。