昨年、NHKで放送された土曜ドラマ『少年寅次郎』の続編『少年寅次郎スペシャル』が、12月4日・11日(総合/BS4K 22:00~22:45)に放送される。1日、“少年寅次郎”を演じた井上優吏と藤原颯音が同局で取材に応じ、井上は初恋相手役・森七菜との再共演の感想を語った。
映画『男はつらいよ』の主人公である車寅次郎の少年時代を描いた『少年寅次郎』。スペシャル版では、葛飾・柴又を旅立った寅ちゃんの1年後と、よみがえる幼い頃の日々を前後編で描き、寅次郎の育ての母・光子(井上真央)、寅次郎(井上優吏と藤原颯音)らおなじみの顔ぶれが再びそろう。
井上優吏は「共演するところがお母ちゃんの病気のシーンだったので、久々に会えてうれしかったんですけど、うれしさと悲しさがありました」と母役・井上真央と再会した心境を告白。藤原は「練習(本読み)でみんな集まったときに、お母ちゃんが『あ、寅ちゃん!』って言ってくれたんですけど、うれしさと恥ずかしさで頭を下げることしかできませんでした。(その後はたくさん話ができて)楽しかったし、めっちゃうれしかったです」と笑顔全開で話した。
前編では、ビジネスの旅の途中の山形で、寅次郎(井上優吏)は初恋の人・さとこ(森七菜)と再会。さとこからもらったりんごで、柴又の日々がよみがえる。
井上は「前作では一度フラれちゃったんですけど、今回再会して、僕自身もうれしい気持ちがあって、寅としても恋心がすごいあって」と、森との再共演の感想を照れながら話し、見てほしい場面を聞かれると、「森七菜さんとのシーンでの恋心と、一番頑張った啖呵売」とアピールした。