YouTuber芸人のフワちゃんが1日、都内で行われた「『現代用語の基礎知識』選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式に出席し、大人たちを相手に大暴れした。

  • フワちゃん

トップテンに入賞したフワちゃんは「スピーチの前に自撮りするね」と、冒頭から自分のペースで会場を支配。年間大賞は「3密」だが、「私、流行語大賞に選ばれちゃったの!? すごくない? 私が2020年のリーダーになったってことだからマジでうれしい」と勘違いして歓喜し、「最高! アンミカさんに報告する」と幸せを分かち合うことを語った。

言葉ではなく、「フワちゃん」という自分の名前で選ばれたことについては「本当意味分かんない。なんでフワちゃんだけ名前なんだろう。でも超うれしいよね」と受け止めつつ、「私も“フワちゃん”っていう言葉大好きだから、フワちゃんっていう言葉で選ばれて超うれしい」と喜んだ。

選考委員のやくみつる氏が、ぼる塾の「まぁねぇ~」を推していたことについては、「やっぱ、やくみつるの推しより世間の推しだったっていうことだね」とニヤリ。

大躍進の今年を振り返り、「いろんな大御所の人と友達になった、さんまもたけしも徹子も小池百合子も、みんな写メ撮った」と総括しながら、「2021年は海外のマブダチも作っていきたいと思ってるの。キャメロン・ディアスと、ロバート・デ・ニーロと、オードリー・ヘップバーン!」と壮大な夢を明かした。

また、コメンテーターとしてレギュラー出演する『グッとラック!』から「今回トップテンに入ったのは、『グッとラック!』のおかげもあったんですか?」と質問を受けると、「分かった分かった。私も一社会人だから言っといてあげるよ! 『グッとラック!』さんのおかげです! 淳と志らくとアンミカさんと上地雄輔のおかげ!」と、大人の返しをしていた。

ほかにも、受賞記念の盾を噛んだり、司会の宮本隆治アナウンサーを「おじさん」呼ばわりしたり、「アマビエ」で賞した妖怪研究家・湯本豪一氏を気に入って「湯本さん」と連呼したり、記念撮影でサインをねだってきたやくみつるに気づかず「あれ、やくみつるだったの!?」と驚いたりと、最後まで自由奔放に振る舞い、会場を盛り上げた。

トップテンには、ほかにも「愛の不時着」「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」「アベノマスク」「アマビエ」「オンライン◯◯」「鬼滅の刃」「GoToキャンペーン」「ソロキャンプ」が選ばれた。

ノミネート30語は、以下のとおり(50音順)。

「愛の不時着/第4次韓流ブーム」「新しい生活様式/ニューノーマル」「あつ森」「アベノマスク」「アマビエ」「ウーバーイーツ」「AI超え」「エッセンシャルワーカー」「おうち時間/ステイホーム」「オンライン○○」「顔芸/恩返し」「カゴパク」「鬼滅の刃」「クラスター」「香水」「GoToキャンペーン」「3密(三つの密)」「自粛警察」「Zoom映え」「総合的、俯瞰的」「ソーシャルディスタンス」「ソロキャンプ」「テレワーク/ワーケーション」「時を戻そう(ぺこぱ)」「NiziU(ニジュー)」「濃厚接触者」「BLM(BlackLivesMatter)運動」「PCR検査」「フワちゃん」「まぁねぇ~(ぼる塾)」

今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(『現代用語の基礎知識』編集長)の7人。