きょう1日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、心臓疾患の子どもと親たちを支える看護師・村田詩子さんに密着する。

  • 村田詩子さん(右)=カンテレ提供

東京・府中市にある榊原記念病院は、心臓病治療では全国トップクラスとして知られる。小児外来を訪れる患者には、先天性の心臓疾患を抱え、常に酸素ボンベをつないでいなければならない子どもたちも多い。

今回の主人公は、その小児外来で看護責任者を任されている看護師の村田さん。。看護師歴20年の彼女は、長い闘病生活を余儀なくされている子どもに寄り添い、支え続けている。病気に立ち向かうのは親も同じと、親への心配りも忘れない。「1人の母親として相談に乗ってくれて救われました」「子育ての相談もできてお母さんみたいな人」と、患者の親たちからの信頼も厚い。

そんな彼女は、看護師の他にもう1つの顔を持つ。20年前、当時まだ普及していなかった“授乳服”を考案し、「発明主婦」としてメディアをにぎわせた。子どもが生まれたときには授乳服。交通事故で入院したときには車いす用の巻き座布団。自分が困ったときに発明のアイデアが浮かぶという。

そんな彼女は、今春コロナの感染が拡大する中、“ゴミ袋で作る防護服”を考案。作り方を病院のホームページで公開し、物資が不足していた最前線の医療現場で反響を呼んだ。

カメラは、看護師であり、発明主婦でもある彼女の仕事場だけでなく、3人の子どもの母親として過ごす自宅での様子も映し出す。診察室では隅々まで気を配り、便利な調理家電はすぐに取り入れ、子育てにも手を抜かない、彼女ならではの知恵とは。

重度の心臓病患者がやってくる小児外来で、日々幼い命と向き合う中で、悲しい別れも経験してきた。「亡くなった子たちのお母さんたちに『忘れてないからね』って言いたい」と、胸に秘めていた思いを明かす村田さん。心臓疾患の子どもと親たちを包み込む優しさで見守り続け、「発明家」としても人を助ける村田さんの7つのルールに迫る。

スタジオでは、尾崎世界観が「手の届く範囲に目が向けられていてリアル」と、村田さんの発明に感心する一方で、青木崇高は自らが長年温めてきた発明アイデアを初公開。その微妙なアイデアに、長濱ねるは「あぁぁぁぁ」と言葉を失い、YOUは「アレクサでええんちゃう」と厳しくダメ出しする。