"ジョエル・ロブションが最後に愛したシャンパーニュ"で至福のひとときを

もうすぐホリデーシーズン。特別な時間をともにしたいのは、なんといってもシャンパーニュ! この一年を振り返りながら、また新年の幕開けを祝して、特別な1本を開けたいもの。

「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブション」シリーズ

11月24日、そんな1本にぴったりなシャンパーニュが、世界に先駆けて日本で先行発売された。13年連続ミシュラン三つ星「ジョエル・ロブション」のオリジナル・シャンパーニュ「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブション」シリーズだ。

「シャトーレストランジョエル・ロブション」(東京都・恵比寿)

発売を記念して同日、「シャトーレストランジョエル・ロブション」(東京都・恵比寿)で「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションお披露目イベント」が開催された。同シリーズ4商品を、合わせて振る舞われた料理とともに紹介したい。

「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションお披露目イベント」会場

ワイナリーは黒ブドウ「ピノ・ノワール」の産地として知られるフランス・マルヌ県アイ村で、近年注目を集める中小規模生産者。このシャンパーニュのために、自社畑の中でも特に品質の高いブドウのみを選果し、他にはないアッサンブラージュ(ブレンド比率)で限定生産したのだそう。

故ジョエル・ロブション氏は、食に対する情熱と同じように、ワインにも深い愛情を注いだという

あらゆる料理に合うゆったりとした味わい

まずは、あらゆる料理に合う「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションブリュット N.V.」(750ml 7,500円、1,500ml 1万6,000円/白(辛口・発泡))。セパージュ(ブドウの品種)はシャルドネ40%、ピノ・ノワール60%。ゆったりとした、果実のコクがある魅惑的な味わいが、スタートから余韻までフレッシュさを保って持続する。

「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションブリュット N.V.」と「香り高いイタリア産白トリュフとブラータチーズをメルバトーストにのせて」

「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションブリュット N.V.」と「ソローニュ産キャビア甲殻類のジュレになめらかなカリフラワーのクレーム」

エレガントな余韻のブラン・ド・ブラン

続いて、シャルドネ100%の「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションブラン・ド・ブラングラン・クリュ N.V.」(750ml 1万800円、1,500ml 2万2,000円/白(辛口・発泡))。甘みを抑え、ゆったりとした奥行きのある味わい。気泡は細かくなめらかで、きれいでエレガントな余韻が続く。

「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションブラン・ド・ブラングラン・クリュ N.V.」と「北海道産ホタテ貝のテュルバンシャルドネの香る軽やかなソースシャンパーニュ、白トリュフと共に」

日本限定販売の2012年ヴィンテージ

メインに合わせたのが、「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションミレジム 2012」(750ml 1万3,000円/白(辛口・発泡))。日本限定販売で、ワイナリー史上最高の仕上がりとなった2012年ヴィンテージ。セパージュは、シャルドネ45%、ピノ・ノワール55%。バランスが取れており、ふくよかなタッチでありつつ繊細でクリーミーな気泡が特徴的。半永久的に広がる余韻が続き、爽快なフレッシュさが印象的。

「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブションミレジム 2012」と「リムーザン産仔牛のロティ松茸のフリカッセを添えて」

デザートにも合うきれいな桜色のロゼ

デザートの華やかさをよりいっそう引き立てたのが、桜の季節にもぴったりなロゼ「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブショングラン・ロゼグラン・クリュ N.V.」(750ml 9,800円、1,500ml 2万円/ロゼ(辛口・発泡))。セパージュは、ピノ・ノワール65%、シャルドネ35%。ピュアでフレッシュな味わい。

「シャンパーニュ・ラリエジョエル・ロブショングラン・ロゼグラン・クリュ N.V.」と「スフェール巨峰のソルベとフロマージュブランのムースロゼシャンパン"ラリエ"のジュレ」

ジョエル・ロブションの料理哲学に通じるシンプルさ

これらの商品化は、ジョエル・ロブション氏の子息であるルイ・ロブション氏が代表を務める、ルイ Rが手がけた。「ジョエル・ロブション・セレクション」の第一弾。

「このシャンパーニュは、ジョエル・ロブションの料理哲学に通じるところがある。たとえばジョエル・ロブションの代表料理の一つが、シンプルにじゃがいもという食材にたくさんの愛情を込めて昇華させる『じゃがいものピュレ』。"シンプル・イズ・ザ・ベスト"ということを常に言っていた。同じようにシンプルにぶどうをおいしくワインに変えてシャンパーニュにするというところに共鳴した」と同氏。

ルイR 代表取締役のルイ・ロブション氏「シャンパーニュと美食は切っても切れない関係」

アンバサダーには、ロックバンド LUNA SEAのボーカリストであり、大のワイン通としても知られる歌手の河村隆一さんが就任した。現在シャンパーニュのためのオリジナル楽曲を制作中とのこと。会場ではその壮大な曲がひと足先に披露され、会場内の人々はしばし時を忘れて聴き入っていた。今冬発売予定の二枚組書き下ろしオリジナルアルバムにも収録される予定だそう。

アンバサダーの河村隆一氏「これぞというワインを開けるときが人生の特別な時間」

ラベルデザインを担当したのは、GLAMOROUS co.,ltd.代表の森田恭通氏。故ジョエル・ロブション氏との親交も深く、シャトーレストランジョエル・ロブションなどの内装を手がけるとともに、今までの各種ロブション関連商品のデザインも担ってきた。今回のラベルビジュアルは、故ジョエル・ロブション氏をモデルとした巡礼者の絵画を現代風にしたもの。同氏が好きだった赤と黒を取り入れたという。