映画『10万分の1』(11月27日公開)の初日舞台挨拶が27日に都内で行われ、白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS)、平祐奈、優希美青、白洲迅、奥田瑛二、三木康一郎監督が登場した。

  • 左から三木康一郎監督、白洲迅、平祐奈、白濱亜嵐、優希美青、奥田瑛二

    左から三木康一郎監督、白洲迅、平祐奈、白濱亜嵐、優希美青、奥田瑛二

同作は宮坂香帆による、同名の人気コミックの実写映画化作。剣道部所属のスポーツマンでイケメンのモテ男子・桐谷蓮(白濱)と、剣道部のマネージャーで中学からの仲良しグループのメンバー・桜木莉乃(平)。互いに意識し合い、付き合い始めるが、莉乃の体に異変が起き始める。もうすぐ動かなくなる莉乃の病気に、恋も友情も加速していく。

平の祖父役を演じた奥田だが、「白濱くんは前から知ってるものですから、現場では変なおじさんにならないように、真面目な俺を白濱に見せてやろうという思いもありましたね」と明かす。撮影は2年前だったが、その前からの付き合いがあり、奥田は「彼が『俺の方が(酒が)強い』という顔でいたものですから。夜中までしこたま飲んで、僕は次の日に記憶があったんです。白濱、何もない」と得意げ。「しかも肉体美があるから、『すごくいい体してるな、見せろ』と言ったら、てらいもなく『はい!』って見せたんですよ。その見せたことを覚えてない。『絶対にそんなことしていません!』と言うから」と明かし、白濱は「奥田さんに丁寧に送っていただきました」と苦笑していた。

また奥田は「平さん、いやあもう本当に自分の孫のような気持ちにさせてくれた女優さんですね。おわかりでしょうけども、シャボン玉のようなところもあるし、かといって強さも持ってるし、とてもとてもチャーミングで不思議な女優さんです」と絶賛する。平は「シャボン玉の女です」と自称し、「こんなかっこいいおじいちゃん!? と思いながら、孫として撮影できてすごい幸せでした」と感謝した。

もし自分の孫の彼氏が白濱だったら? と言う質問に、奥田は「映画でもそのシーンが来たときに、『こいつかよ』と思ったけど、この顔で肌が綺麗で、真摯な気持ちで向かい合ったときに、ふっと『ちくしょう』と言う気持ちが溶けてくんですよ」と交際OKの様子。白濱は「実際にお孫さんとも遊ばせてもらったりもして、ディズニーランドに連れていく約束してるけど、まだ行けていない」と残念がる。奥田は孫娘について「亜嵐の前にいくと照れちゃう。憧れの人は亜嵐だったんだけど、当時は王子様というのが孫の憧れで、『亜嵐くんは王子様?』と聞いたら、『ううん、王子様じゃない』というのが印象的で。亜嵐もただの男なんだなと思いましたね」と語った。

最後に白濱は、GENERATIONSのメンバーが同作のキャッチコピーを考えたことを明かし、「小森(隼)がすごい泣いてました。号泣でした。1番よかったのが小森のキャッチコピーで、それを舞台挨拶で言う約束をしてた」という。しかし「『キュンとぴえんが入り混ざる、人との距離がある今だからこそ……』まあそんな感じでした」とうろ覚えで登壇者は総ツッコミ。「ぴえんはまったくわからない」という奥田に、"ぴえん顔"を自身で表して説明していた。