クロス・マーケティングは11月25日、「新型コロナ対策に関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月20日~21日、全国20歳~69歳の男女1,101名を対象にインターネットで行われた。
新型コロナの拡大に際して、経済対策と感染防止対策のどちらを優先すべきだと思うか質問したところ、「経済対策を優先してほしい」という人は22%にとどまり、半数以上が「感染防止対策を優先してほしい」(56%)と回答。その割合は、年代が高くなるほど高くなる傾向となった。
次に、日本政府による「補助金の使い道」「企業や店舗への要請」「個人への要請」「感染状況の把握」に関して行うことに賛成か反対かを聞いたところ、賛成票が最も多かったのは、補助金の使い道として「医療関連施設への補助金を増やす」ことで79%にのぼった。
また、企業や店舗への要請としては、「緊急事態宣言」は賛成40%、「接待を伴う飲食店への営業時間短縮要請」では賛成63%、「一般の飲食店への営業時間短縮要請」に賛成が44%という結果に。
個人への要請としては、「マスク着用の義務化」に賛成が72%、「不要不急な外出の自粛」に賛成が63%。一方、「一律自粛ではなく、感染者の少ない地域/リスクの低い人に活発な経済活動を促す」といった意見への賛成は32%と半数を下回る結果に。
感染状況の把握としては、「PCR検査を増やす」に賛成が68%と高かったのに対し、「新型コロナウイルス接触確認アプリのダウンロードを推進する」に賛成は44%だった。
コロナ禍の現在に「してもいい」と思うことを聞いたところ、「家族と近所の飲食店で食事」(50%)、「1人でカフェ、食事処に行く」(40%)、「動物園・植物園に行く」(31%)が上位に。10月末調査の結果を比較すると、「1人で居酒屋」(22%)や「1人でカフェ、食事処に行く」(40%)、「1人でカラオケに行く」(21%)が10月末調査から10ポイント前後増加した。
一方、「してもいい」の割合が最も少なかったのは、「接待を伴う飲食店に行く」で3%。次いで「友人・知人5人以上で居酒屋に行く」「友人・知人5人以上でカフェ・食事処に行く」「ライブハウス・クラブに行く」(ともに4%)となった。