テレビ東京のドラマシリーズ『バイプレイヤーズ』新作が、2021年1月にドラマ24枠で放送、2021年春に映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』が公開されることが27日に明らかになった。

  • 左から田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一

    左から田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一

同作は2017年1月クールのドラマ24で放送され、共同生活を送る"おじさんのテラスハウス"として話題を集めた"ゆるシブ"コメディ『バイプレイヤーズ』。都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”に、各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動を描き、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめとした総勢100名以上の俳優陣が本人役で出演する。

スタジオ同士の視聴率バトルや若手・中堅・大御所間のぶつかりあい、そしてほろっとさせる友情と絆の物語など、ドラマも映画も盛り沢山の内容に。本人役だからこその自虐やパロディもパワーアップしていく。

ドラマ&映画第1弾キャストとして出演バイプレイヤー・総勢41名が一挙解禁された。キャストには元祖バイプレイヤーズのメンバーほか、阿部亮平、安藤玉恵、石丸謙二郎、宇野祥平、柄本時生、大倉孝二、小沢仁志、尾美としのり、勝村政信、加藤諒、金子大地、北香那、近藤芳正、佐々木希、宍戸美和公、志田未来、杉野遥亮、醍醐虎汰朗、高杉真宙、滝藤賢一、田中要次、津田寛治、寺島しのぶ、長谷川京子、濱田岳、林泰文、原田龍二、ふせえり、堀内敬子、観月ありさ、向井理、村田雄浩、本宮泰風、森下能幸、りょう、六角精児、渡辺いっけい(※50音順)と、第一線で活躍する役者たちや、いぶし銀のベテラン俳優、そして上り調子の若手キャストなど様々な役者達が総集結となった。41名のキャストのドラマ、映画、舞台の総タイトル数はなんとおよそ8000本で、“バイプレ界のアベンジャーズ“=新生バイプレイヤーズが集った。

田口トモロヲ コメント

2018年『バイプレイヤーズ』第2弾から3年。様々な出来事を乗り越えて、オジサン達はなんとか重い腰を上げて再集結しました。今回はゴージャスすぎる顔触れの''バイプレイヤーズ・フェスティバル"! これはもう贅沢を超えた空前絶後のミラクル・キャスティングです!逆に、コロナ禍でみんなスケジュールが空いていたから実現出来た!?
 大変な時期ですが、この奇跡的な顔触れ&内容のネクスト『バイプレイヤーズ』で、新たな面白さと癒しをお届け出来ればと思います。なにとぞヨロシクお願い致します。

松重豊 コメント

6人で始めた『バイプレイヤーズ』も5人に減り、パート2の途中では悲しいお別れから4人になってしまいました。
この、僕らの中では完全に終わっていたコンテンツをプロデューサーの浅野さんが大切に大切に温め続けていました。
しかし折も折、コロナ禍で数々の映画が頓挫していく中で、真っ先に消えて然るべきこの企画が不思議と生き残ったのです。しかも浅野さんの卵の温めすぎで、100人のバイプレイヤーの雛がかえりました。
登場人物が多いので4分の1の責任が100分の1へ。つまり25%から1%へ。たとえ1%でも全力投球、それがバイプレイヤーだという気概で乗り切りました。若い方から年寄りまでいろんな俳優さんが次々に出てきます。
「俳優名鑑」というハンドブック片手にご覧いただければ、好みの役者の名前を覚えて、出演作を辿る。そんな愉しみ方があるかも知れません。

光石研 コメント

バイプレイヤーズは、漣さん抜きでは考えられません。漣さん抜きでは成立しないと思ってました。
でも漣さんなら「俺出ないけど、やってよ研ちゃん」って仰るんじゃないかと思いました。
漣さん、バイプレイヤーズを愛していたから。今回、同じ意志を持った、あんな人もこんな人も集いました!

遠藤憲一 コメント

はじめは大杉漣さんのいないバイプレはどうなっちゃうのかなと思いましたが、ものすごい人数の俳優さん達がワイワイガヤガヤ楽しんで参加してくれて、漣さんも笑って見ていてくれているんじゃないかなと言う気がしています。自分の役はフィリピンに憧れて、向こうでデビューしようと奮闘します。
大勢の俳優のエネルギーが詰まったにぎやかな作品になっていると思います。どうかみんなの元気をもらって下さい。

濱谷晃一プロデューサー(テレビ東京) コメント

2017年館山のシェアハウスでひっそり始まったバイプレイヤーズが、総勢100名超で第3弾、しかも映画化まで…正直、驚いています。
第2弾の最終回目前にリーダーである大杉漣さんが急逝されて、前シリーズを完結できたことが奇跡だと感じていたので、こんなお祭りのような第3弾が実現出来て、漣さんも天国で目を細めていらっしゃる事と思います。
今回も、とにかく役者の皆さんが楽しそうで生き生きしています。
他局の本気の仕事に疲れて、オフの副業でテレ東に出演してくれたのかもしれません(笑)。 日本の誇るバイプレイヤーズたちの魅力をぜひテレビで劇場でご堪能ください!

浅野敦也(TBSスパークル) コメント

大杉漣さんはいつも私に「いつかバイプレイヤーズを映画にしたいね」と仰ってました。だから漣さんが天国に行かれた後その言葉を実現すべく動いてまいりました。でも深夜ドラマの映画化は無茶苦茶大変で頓挫、挫折、落胆の連続で。でも時に救世主が現れるドラマばりの紆余曲折の展開を経て100人以上の俳優陣が集結するむしろミラクルなプロジェクトとなりました。全ての関係者の皆様に感謝いたします。会社には予算で怒られそうですが、その紆余曲折のネタを脚本に生かしてるので許して頂きたいと願っています。ドラマはどれもゆる~く面白いですし、映画はシーズン1から戦ってきた松居君が撮りますし、自分なりに漣さんとの約束を果たせそうでほっとしてます。

松居大悟監督 コメント

むちゃくちゃなことをやっています。僕らもよくわかっています。
各所から怒られるような、酒に酔って夢描くような、灰色の現実をねじ伏せてしまうような。 役者に感謝を、スタッフに敬意を、現場に愛を。本当にありがとうございます。
バイプレイヤーズの最新作です。どうか無事に届きますように。
さあ、お祭りをはじめましょう。はりきってどうぞ!

(C)「バイプレイヤーズ2021」製作委員会/(C)2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会