俳優の吉田鋼太郎が、テレビ朝日系スペシャルドラマ『DOCTORS~最強の名医~ 2021新春スペシャル』(来年1月10日21:00~)に出演することが27日、明らかになった。
普段は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医だが、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせている医師・相良浩介を、沢村が演じる同作。
今回のストーリーは、創立100周年を翌年に控え、にわかに慌ただしくなってきた「堂上総合病院」の様子が描かれる。記念式典を盛大に催したい院長の森山卓(高嶋政伸)だが、赤字続きの経営状態に、赤字続きの経営状態に銀行の融資課担当・花村玲子は「融資できない」と判断。そんな矢先、融資課の担当・花村玲子が堂上総合病院に入院。階段で転倒し、骨折しただけだったはずが、相良の検査によって膵頭部のがんが判明する。
吉田が演じるのは、「東京よつば銀行」の支店長・三田沢和久で、融資課の担当である玲子の上司でもある人物。目をかけていた玲子を襲った突然の病に、三田沢が下す決断は温情なのか、それとも非情なものなのか。そして三田沢は、堂上総合病院にとって敵となるのか、味方となるのか。
沢村と吉田は、昨年公開された『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』以来の共演となり、2人は手を取り合って再会を喜んでいた。
沢村と吉田のコメントは以下の通り。
■沢村一樹
吉田鋼太郎さんとは『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』の現場で初めてお会いしました。そのときが初共演だったのですが、あれから約1年が経ちまして、その間なかなかお会いする機会がなかったのですが、今回の『DOCTORS』2021新春スペシャルでようやくご一緒することができました! うれしかったですし、なんだか懐かしかったです。『劇場版 おっさんずラブ』のときは、僕は敵対する役柄で、今回とはまた違った関係性でした。今作での鋼太郎さんの役柄はとても重要なポジションで、いうなれば“ラスボス”的な…。でもそれを大げさでなく、にじみ出る感じで演じてくださっているので、「あ、僕は余計なことをしなくていいんだ」と思いながらお芝居に入りました。
実は今朝、移動中に90件の未読メッセージがあることに気づいたんです。件数が多いときってだいたい『おっさんずラブ』のグループの会話が活発になっているときなんですけど、そこを見たら、午前2時くらいに鋼太郎さんが「明日はエロ神様(沢村)と一緒だー!」って送っていたんですよ(笑)。そしてそれに田中圭くんが返事していて、会話が終わったのが、もう午前5時前くらいで…。僕はその会話を朝になってから読んで、なんだかすごくプレッシャーを感じてしまったのですが、おかげさまで今日はとてもいいシーンが撮影できました! じっくり長く撮るシーンだったので、なんだか達成感があってクランクアップしちゃったような気持ちです(笑)。3年ぶりの『DOCTORS』、鋼太郎さんもこうして出てくださって、涙あり、感動あり、笑いありの作品になっておりますので、ぜひ皆さんで楽しんでください!
■吉田鋼太郎
沢村一樹くんとのこうして一緒にいる感じ、『劇場版 おっさんずラブ』以来なのですが、すごく懐かしいんですよね(笑)。欲を言えば、もっと長い時間一緒にいたかったという気もしています。久々の共演シーンの撮影を前に、「明日は沢村くんに会えるぞ」と思ったら、昨夜はドキドキして眠れませんでした(笑)。「寝なきゃ」という気持ちと「沢村くんに会える」っていう昂りで、一睡もしてないです(笑)。ずっと『おっさんずラブ』のメッセージグループで田中圭くんと会話をしていて、僕も彼も今日仕事だったんですけど、彼も「寝ないで行く」って宣言していましたよ(笑)。
『劇場版 おっさんずラブ』では憎たらしい役だった沢村くんが、この作品では優しくて温かい男を演じていて、そんな彼に会えたのがうれしかったですね。僕が演じる銀行支店長の三田沢は、沢村くんいわく“ラスボス”。2人がどんな絡みを見せるのか、皆さんも楽しみにしていただけたら、と思います。人気シリーズへの出演、本当にワクワクして臨みました。この『DOCTORS』がいい作品になるように、僕なりに頑張らせていただきます。