ロバート・ウォルターズ・ジャパンは11月26日、「スキルミスマッチについての調査結果」を発表した。調査は10月13~11月12日、国内企業、外資系の日本法人300社を対象に行われた。

調査結果は以下の通り。まず「採用ニーズが高い職種」を見ると、1位「営業」、2位「エンジニア・開発」、3位「会計・経理」、4位「マーケティング」、5位「人事」、6位「秘書・一般事務」、7位「購買・サプライチェーン」、8位「法務・リスク&コンプライアンス」、9位「販売員・サービススタッフ」、10位「翻訳・通訳」となっている。

  • 採用ニーズが高い職種

そして、「特に人材不足が深刻な役職は?」と聞いたところ、全業界では「研修生」(1%)、「ジュニアスタッフ」(11%)、「シニアスタッフ(主任)」(41%)、「マネージャー(課長)」(33%)、「ディレクター(部長)」(11%)、「役員(eエグゼクティブ)」(3%)という結果に。

  • 特に人材不足が深刻な役職は

また、「採用で直面している最大の課題は?」と尋ねると、全業界では「応募数が少ない」(27%)、「スキル・資格の不足」(41%)、「業界経験の不足」(52%)、「オーバースペック」(5%)、「ソフトスキル不足」(19%)、「給与・待遇への期待値が高過ぎる」(20%)、「競争率が高いカウンターオファーにあう」(17%)となっている。

  • 採用で直面している最大の課題は?

さらに、「あなたの会社・業界で働く上で、最も有効なスキルは?」と聞くと、全業界では「コミュニケーションスキル」(70%)、「リーダーシップ」(28%)、「問題解決」(64%)、「批判的思考」(19%)、「チームワークの尊重」(38%)、「柔軟性」(29%)、「回復力」(21%)、「交渉力」(14%)となった。

  • あなたの会社・業界で働く上で、最も有効なスキルは?

同社の代表取締役社長 ジェレミー・サンプソン氏は「アフターコロナ時代にはリモート環境をチャンスに変える高いコミュニケーションスキル、ビジネス環境・新たな課題に対応し変革を進められる問題解決力も求められています」とコメントする。