回転寿司チェーン「かっぱ寿司」は、今年の冬の注目商品を発表。12月2日からの販売に先駆け、都内で発表会を開催した。
今年のかっぱ寿司は、コロナ禍の影響を受けながらも、夏にはかっぱ寿司初となる「“超”創業祭」を開催し、7月からは一部地域でモーニングの提供を開始、9月からは「出張回転寿司サービス」やお取り寄せサイト「うまいもん市場」を始めるなど、精力的に新たな取り組みを行っている。
しかし、外食需要の低下や海外への輸出の減少から国内の漁業・養殖業者が打撃を受けているそう。そこでかっぱ寿司は全国の生産者とタッグを組み「国産魚」に力をいれたプロジェクトを12月から始動。「国産魚のリレー販売」と称し、国産のうまいネタを提供していくという。
■「国産魚のリレー販売」を開始
「国産魚のリレー販売」プロジェクトは12月2日からスタート。国産ネタを大きさや珍しさ、見た目にもこだわった商品として販売する。
目玉商品は「でっか! 活〆寒ぶり」(100円)と「でっか! 活〆寒ぶりはらみ」(100円)。冬に人気の寒ぶりが期間限定で1.2倍サイズ。しかも100円と通常よりもかなりお得な価格で登場する。ほぼ毎日産地から直送で出荷しているため鮮度は抜群。肉厚でしっかりとした身は、脂乗りもよく食べ応えも十分だ。販売は12月2日から13日まで。
「冬の国産白身三昧」(280円)は、冬が旬の国産ひらめに、ゆず塩が利いた真鯛、そして最近注目が集まり始めているというさめがれいのセット。さめがれいはさっぱりとしたイメージの白身魚の中でも、脂がのっていて身がしっかりしていると人気が出ているそうだ。「国産ひらめ」(280円)「国産さめがれい」(180円)「国産さめがれい 玉ねぎポン酢」(180円)と、ネタ単体の販売もある。期間は12月2日から22日まで。
「金華さば 昆布仕立て」(100円)は、ブランド魚である宮城県の金華山沖で漁獲され、石巻港に水揚げされた旬の大型の真さば「金華さば」を使用したもの。昆布仕立てでうまみが引き立てられており、醤油をつけずとも食べられる一皿。期間は12月2日から22日まで。
今回の発表会の中で登場した商品の中でも目を引いていたのは「北海道 もりっとほたて包み」(100円)。北海道産のほたてが贅沢にも3粒のせられて100円と、かなりお得感がある。甘みのあるぷりぷりのほたては、一口で頬張るのをためらうほどのボリューム感。こちらは12月16日から27日までの期間限定で販売される。
■冬のうまいものも続々登場
また、「冬のうまいものづくし」として冬らしいネタも続々と登場予定。
「冬の軍艦三貫盛り」(180円)は、あん肝、真鱈白子、いか刺し松前がセットになったおつまみにもなりそうな一皿。あん肝は冬が一番おいしいとされ海のフォアグラと呼ばれている。ぷるぷるとしてクリーミーな味わいの「真鱈白子包み 玉ねぎポン酢」(100円)、昆布や数の子の食感が楽しい「いか刺し松前軍艦」(100円)とネタ単体の販売もある。期間は12月2日から2021年1月31日を予定。
冬に人気の蟹も期間限定で登場。「本ずわい蟹二種盛り」(280円)は、食べ応えのある蟹棒肉と、柔らかでうまみのあるほぐし身が一度に味わえる。「本ずわい蟹ほぐし身かにみそのせ包み」(100円)は、かにみそがトッピングされ、濃厚な蟹のうまみを海苔で包み込んで逃がさず堪能できる。販売は12月2日から2021年1月11日までを予定。
■1.5kgの寿司桶も登場
「メガ海鮮イクラちらし寿司」や「メガうなぎいくらちらし」など、今年人気を集めたテイクアウト商品からは、豪華絢爛な限定商品「どデカ寿司桶」(1万円)が販売される。
大きな桶には、中とろが15枚といくらがぎっしりと敷き詰められ、本ずわい蟹のほぐし身と本ずわい蟹棒肉8本をトッピングしている。桶のサイズは内寸28cm×28cm、総重量は1.5kg以上で約4人前になるとのこと。販売期間は12月2日から2021年1月11日まで。
かっぱ寿司ではこのほかにも冬のフェアや新商品の発売を予定しているとのこと。持ち帰りやデリバリーと家庭でも寿司を楽しめる機会も提供している。今年一年がんばったご褒美に、寿司をお腹いっぱい食べてみるのもいいだろう。
※価格はすべて税別