JVCケンウッド11月24日、ケンウッドブランドの特定小電力トランシーバー「DEMITOSS(デミトス)」シリーズの新製品「UBZ-LS20」と「UBZ-LS27R」を発表した。ともに12月中旬より発売する。価格はオープン。
UBZ-LS20
UBZ-LS20は、業界初となる抗菌 / 抗ウイルス加工を施した特小トランシーバー。ブラック / イエロー / レッド / シルバーの4色を用意。店頭予想価格は15,000円前後(以下、税別)。
ニチリンケミカルの空気触媒「セルフィール」を採用し、ウイルス / 菌 / 臭いの元となる物質を分解する。空気触媒なので、光が届きにくい場所や夜間でも効果が持続する。加えて、これも業界初となる「グループ番号不一致通知」と「イヤホン・マイク断線検知」機能を搭載。通話トラブルの解消に役立つ。
液晶ディスプレイはホワイトバックライト仕様に変更し、夜間での視認性が向上。「チャンネル番号表示切替」や「通話告知音」などの新機能を追加し、見やすさと使いやすさを両立した。
機能面では、トランシーバー同士で直接交信できる20チャンネルの交互通話モード(シンプレックス)に対応。従来の「DEMITOSS」シリーズ(20ch/9ch/11ch機)との交信も行える。使用周波数は400MHz帯で、送信出力は10mW、電波形式はF3E。受信電波の状況をひと目で確認できる「電波メーター」も搭載する。
電源には単3形乾電池×3本を使用。バッテリーセーブ機能に「エコモード」を搭載することで、最長運用時間は100時間まで延びている。本体はIP54の防塵/防水仕様で、本体サイズはW55.5×D26.1×H104.2mm、重量は約180g。
UBZ-LS27R
UBZ-LS27Rは、別売りの特定小電力中継器を使用することで、27チャンネルの中継器アクセスモード(セミデュプレックス)を使用できるモデル。本体カラーはブラックのみ。店頭予想価格は16,000円前後。全47チャンネル対応で、そのほかの仕様はUBZ-LS20とほぼ共通。