JR東日本は25日、山形新幹線(奥羽本線)のトンネル内における携帯電話サービスの提供区間を12月15日の始発列車から拡大すると発表した。これにより、東北・上越・北陸新幹線のほか、山形・秋田新幹線の全線において携帯電話の利用が可能になる。
新たに携帯電話が使用可能になる区間は、山形新幹線(奥羽本線)の峠~大沢間と芦沢~舟形間の6トンネル、約2km。サービス提供事業者はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクとなる。
今回の事業は、トンネルなどの人工的な構造物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において、移動通信用中継設備などを設置して携帯電話などを使用できるように電波の適正な利用を確保することを目的として実施される「電波遮へい対策事業」にもとづく国の補助金を活用し、工事が行われている。