東晶貿易が運営する「マネースタジオ」はこのほど、「女性によるアイドルやアニメなど『推し』のために借金をした経験の調査」の結果を発表した。同調査は11月12日~15日、全国の20歳以上の女性114人を対象に、インターネットで実施した。
「推し」のために借金の経験がある女性の職業を調べたところ、「事務系会社員」(24.5%)が最も多く、次いで「パート・アルバイト」(15.8%)、「会社員(その他)」(14.0%)、「専業主婦」(13.2%)、「学生」(9.6%)という順になった。
どういった推しに借金経験があるのかを尋ねると、もっとも多い回答は「アイドル」(47.4%)で、全体の半分を占めた。2位は「その他」(25.4%)、3位は「アニメのキャラクター」(14.0%)となっている。
具体的な推しの名前を聞くと、アイドルではAKBや乃木坂46など、握手会を行っている女性アイドルや、嵐、SixTONES、Snowmanといったジャニーズアイドルを挙げる声が目立った。
「推し」への借金をどのように活用したのかを自由回答で答えてもらったところ、「コンサートツアーの旅費にあてた」(43才/会社員/50,001~100,000円)、「CDやDVDを買いまくった」(36才/会社員/10,000円以下)、「握手会」(24才/学生/50,001~100,000円)、「舞台のリピチケ増やす為」(21才/学生/10,000円~50,000円)などの声が挙がった。
借金の利用用途では大きく分けて遠征費、グッズ代、握手会、チケット代、プレゼント代、その他の6つに分けられることがわかった。
推しのために合計でいくら借金を利用したのか尋ねたところ、「10,000円以下」(24.6%)が最も多く、次いで「10,000円~50,000円」(21.9%)、「10万円以上50万円未満」(17.5%)となった。半数の女性は推しのための借金を、5万円までで利用していることが明らかとなった。
「推し」のために借金をしたことについて、後悔しているか聞くと、49.1%が「後悔していない」と答えた。28.9%は「後悔している」、20.2%は「どちらともいえない」と回答している。