NECネッツエスアイ(NESIC)は11月24日、ニューノーマルにおける新たな働き方として注目されている「分散型ワーク」の導入を支援するサービスの提供を、イナバインターナショナルと連携して開始すると発表した。
同社は昨年10月に首都圏7か所にサテライトオフィスを開設し、これまでの本社スペースを60%削減するなど分散型ワークに取り組んでおり、提供を開始する導入支援サービスは同社が有するノウハウを活かし、分散型ワークの導入を検討している首都圏近郊の企業に、導入シミュレーションからオフィス構築までワンストップで提供する。
主な特徴として、分散型ワークに関するNECネッツエスアイの自社実践のノウハウを活かし、社員の勤務状況から最適なサテライトオフィス構成をシミュレーションするほか、分散型ワーク導入に必要なICT環境やセキュリティ対策、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した働き方改革、マネージメント、制度など、顧客の状況や課題に則したコンサルティングおよび導入支援を実施する。
また、国内に生産拠点を持ち、ものづくりにおいて内製比率90%強という強みをもつイナバインターナショナルと連携して、不動産紹介(主に首都圏近郊)からオフィス構築まで、ニーズに合った環境をスピーディに提案し、コロナ禍における分散型ワーク、リモートワークのさまざまな課題をオフィス構築面から支援する。
新サービスの提供にあたり、不動産情報を検索できるシステムを構築し、分散ワークに適した情報(周辺環境に配慮、首都圏主要駅から徒歩約5分以内など)を即時に検索・提案するという。なお、同社では2020年度中に新サービスの受注100件の獲得を目指し、販売活動を開始している。