俳優の上川隆也が、来年1月にスタートするテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』(毎週木曜 20:00~)の第6シーズンに主演することが24日、明らかになった。

  • 上川隆也=テレビ朝日提供

上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。 2011年に第1シーズンがスタートし、2021年に10周年という節目を迎える。

2018年夏クール以来、約2年半ぶりとなるレギュラー放送。始動を祝し、スタッフから特大ケーキをプレゼントされた上川は「これはスゴい…本当にありがとうございます」と感激した様子。「想定をはるかに超えるお祝いをしてくださって…ちょっとにわかには言葉にできないというか、感慨もひとしおです」と、感謝の思いをしみじみと口にした。

10周年という節目を迎えたことについては、「実は2011年、東日本大震災の直後にスタートした『遺留捜査』は、役者として何ができるのかを見出しかねていた僕に、届けられる何かがあることを示してくれました。その思いは、けっして色あせたり薄めたりしてはいけないものだと思っています。だからこそシリーズを重ねても、第1シーズンからの本質的なものは変えたくない」と宣言。

自身が演じる糸村について、「うーん。“なかなか引っ越さないご近所さん”という感じでしょうか」と形容し、「家を出るときにいつも前を通るような、身近な距離感にいる存在といいますか……。僕にとっても10年、ひとつの役と向き合うというのは初めてですが、だからこそ、ご近所づきあいが途切れることなく続いている…そんな不思議な親近感を抱いています」と表現した。

さらに、「これまでどおり、本質は変わらない『遺留捜査』をお届けしつつも、実は今回は、“新たな風”が吹いてくるような気配をどこからか感じております」と予告している。