俳優の長谷川博己が主演を務めるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)。22日放送の第33回「比叡山に棲む魔物」に覚恕役の落語家・春風亭小朝が初登場する。

  • 覚恕役の春風亭小朝

覚恕は正親町天皇(坂東玉三郎)の弟で、天台座主(比叡山延暦寺住持)。幼少時より美しい兄に対してコンプレックスがあり、天台座主として金と権力で兄に対抗しようとする。

小朝は「今回はとても楽しみながら仕事をさせて頂きました。初めて演じる高僧。初めて経験した特殊メイク。初めての弟役で、しかもお兄さんが玉三郎丈という驚き。現場ではフェイスシールドをつけてのカメリハという初物尽くし。初体験のことがたくさんあるとワクワクしますね」と覚恕役を楽しんだ様子。

「私が演じる覚恕は実在の人物ですが、美しすぎる兄と比較され続けた弟の悲しみと、その兄を凌駕するために手に入れた金と権力を奪っていこうとする信長(染谷将太)への怒りを視聴者の皆様に感じていただければ幸いです」と見どころをアピールする。

また、「大河ドラマはカメラのアングルを変える度に、どんなに長い台詞でも頭から終わりまで何度も喋るわけですが、収録の間、板の間に平伏の格好でお付き合いいただいた長谷川さんには冬の大感謝祭であります。足の痛みときつい姿勢にたえている姿はまさに光秀そのものでした」と長谷川との共演を振り返った。

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