楽天インサイトは11月19日、「インフルエンザに関する調査」の結果を発表した。調査は10月12日~14日、全国の20歳~79歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
今年のインフルエンザ予防接種状況を確認したところ、今年度「受けた」「受ける予定がある」という人は62.2%と、昨年度調査の約1.4倍となった。
予防接種を受ける理由を聞くと、昨年度では「重症化させたくない」(58.1%)が最多だったのに対し、今年度は「新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が心配だから」(55.0%)が最も多く、次いで「重症化させたくない」(51.3%)、「周りの人にうつしたくない」(35.4%)と続いた。
一方、インフルエンザの予防接種を「受けない」理由としては、昨年度では「自分はかからないと思う」(28.5%)が最も多かったのに対し、今年度は「予防接種の接種費用が高い」(25.8%)や「インフルエンザ予防接種に効果がないと思う」(25.5%)が上位に。また、「新型コロナウイルスへの不安があり外出したくないから」を理由として挙げた人は8.6%だった。
次に、「インフルエンザ・ハラスメント」について調査を実施。その結果、「インフルエンザ・ハラスメント」の認知度は12.5%と低かったものの、インフルエンザに関して職場や学校で嫌だと感じた経験のある人は35.0%にのぼり、特に「インフルエンザにかかっているのに出社・登校している人がいて感染しないか不安に感じた」(24.9%)や「インフルエンザにかかったが、休みにくい・早退しにくい雰囲気を感じた」(10.8%)という人が多かった。