インフルエンザのワクチンは妊娠中も接種できる?赤ちゃんに影響は?
ワクチンには代表的なものとして「生ワクチン」と「不活化ワクチン」があり、インフルエンザは不活化ワクチン。まずはこの2種類について説明します。
・生ワクチン
生きたウイルスや細菌の病原性(毒性)を、症状が出ないが免疫が作れるギリギリまで弱めたワクチン。免疫が作られる流れは自然感染と同じなので、1回の接種で充分な免疫を作ることができます。ただ、自然感染より弱いため、何年かたったら追加摂取が必要なワクチンや、2~3回接種したほうがいいものも。
代表的なものにBCG、風疹、麻疹(はしか)などがあります。
・不活化ワクチン
病原性を無毒化してつくられたワクチンです。1回では十分な免疫ができないものもあり、ワクチンによって決められた回数にわけて接種します。代表的なものにB型肝炎、日本脳炎、そしてインフルエンザなどがあります。
インフルエンザワクチンは胎児に悪影響を及ぼしたという報告はなく、有効性と安全性が認められた妊娠中も接種できるワクチンです。