タレントのふかわりょうと東野幸治が19日、東京・八重洲ブックセンター本店でエッセイ集『世の中と足並みがそろわない』(発売中 新潮社刊)の発売記念イベントを行った。
世の中の隔たりと向き合う"隔たリスト"のふかわりょうが執筆した同エッセイ集。スマホ画面が割れたままの女性、「ポスト出川」から舵を切った30歳、タモリからの突然の電話など、ちょっと歪んだ愉快なエッセイの数々を収録している。
発売記念イベントが行われたこの日は、公私ともに世話になっているという東野幸治と対談するというスペシャルイベントが開催。ふかわが「こういう形で東野さんに来ていただいて本当に感謝です。私の芸能生活は東野さんと出会わなかったら今日の私はないと思っています」と感謝した。
すると東野は「僕のこと書いてなかったよね? タモリさんはじめ内村さん、さま~ずさん、順番に断られて俺に来たんでしょ?」と問い詰めると、ふかわは「第1希望ですよ! ダメ元でお願いしたんですけど、本の中で東野さんとの日々を綴るのは毛色も違うし、ここに入れたくないという思いがありました。思いが強いので、別冊付録という形で(笑)」と慌てる場面も。気を取り直して対談の第1希望だった理由を「20代の頃は『笑っていいとも』で私がタレントとして何の価値もない時に頭を叩いてくれたり番組で全裸にしてくれたりと"ふかわりょう"という素材を料理にしてお茶の間に届けてくれました。公私ともにお世話になり、本を出した機会にいつか感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。ありがとうございました」と改めて感謝を述べた。
今回のエッセイでは書いてないが、東野のことを本で書きたいというふかわ。「許していただければ書きたいんですよ。書きたい気持ちはたくさんあって、素材はたくさんあるんです」と希望を述べると、東野は「書いて欲しいですね。面白かったので第2弾、3弾とやって欲しいです」と承諾。その東野はふかわについて「誰の言うことも聞かない面倒臭い男(笑)」と毒を吐くも「ポスト出川さんになって欲しいと本当に思っているのよ。だから『5時に夢中!』のふかわ君もふかわ君だし、出川さんみたいな感じでみんなに愛されて意地悪なディレクターさんと面白いVTRを作るのもふかわ君だし、エッセイ書くふかわ君もいる。色んな顔があっていいんじゃないかと思います」と期待を寄せていた。