イー・ラーニング研究所は11月18日、「2020年子どものお小遣い・金融教育に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は10月8日~11月5日、全国20代~50代の子どものいる216名を対象にインターネットで行われた。

  • 月額の子どものお小遣い

    月額の子どものお小遣い

調査によると、新型コロナウイルス感染拡大前後で、子どものお小遣いの金額が「増えた」「減った」という人はともに4.6%。56.5%が「変わらない」と回答しており、元々「渡していない」という人は34.3%という結果に。

子どもにお小遣いを渡している人に、月額を教えてもらったところ、「2,001円~3,000円」(25%)、「501円~1,000円」「1,001円~2,000円」(ともに24%)が上位に。お小遣いの渡し方を聞くと、「現金」が圧倒的多数となった。

  • 子どもが使っている現金以外のお金の使用手段

    子どもが使っている現金以外のお金の使用手段

次に、お小遣いのキャッシュレス化に関心があるか聞いたところ、59.7%が「はい」と回答。また、およそ4割(39.8%)の子どもが、交通系ICカードなど現金以外でお金を使うことがあることがわかった。

子どもが使っている現金以外のお金の使用手段としては、「ICカード」がトップに。次いで「プリペイドカード」、「スマホ決済サービス」、「クレジットカード」と続いた。

  • 金融教育について特に学ばせたいこと

    金融教育について特に学ばせたいこと

次に、子どもの金融教育について調査を行った。その結果、子どもの金融教育を行っている人は22.2%と2割強。子どもへの金融教育はいつから必要だと思うか尋ねたところ、「小学校低学年」や「小学校に入るまで」という人が多かった。

また、金融教育で特に学ばせたいことを聞くと、多い順に「資産運用」「投資」「仮想通過」「キャッシュレス決済」「貯金」「保険・ローン」となった。