俳優の栗原英雄が、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に鎌倉幕府の行政長官・大江広元役で出演することが19日、明らかになった。

栗原英雄

俳優の小栗旬が主演、三谷幸喜氏が脚本を手掛ける『鎌倉殿の13人』は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。

栗原は、「頼朝の腹心であり、草創期の幕府の中心的存在。有力御家人の権力抗争からも自ら距離を取り、長きにわたり幕府に仕えた優れた政治手腕の持ち主で北条氏と協調しながら武家政権の確立に貢献した人物。その時代の日本における政治の激動を一身に体現した大江広元という人物を演じることは、役者冥利に尽きます。生き抜く力の数値がとてつもなく高い人物だと思います。型にとらわれず、より人間的に時代を生き抜いた鎌倉殿の13人の一人として存在できるよう全力で挑戦致します!」と意気込んでいる。

大河ドラマは、三谷氏が手掛けた『真田丸』(2016)以来、2度目。「真田信尹役を探していた三谷さんが、たまたま私の舞台をご覧になって、『信尹を見つけました!』とプロデューサーさんに推薦して下さり出演が決まりました。人生分からないものです。三谷さんと私は全く面識がなかった中からの出来事だったのですから」と、『真田丸』への出演を振り返る。

『真田丸』以降、毎年三谷作品に参加している栗原。「全く違ういろいろな役を与えて下さり、役者として幸せですね。作品の登場人物全ての方々への分け隔てない愛情をお持ちで、三谷さんはそれぞれの役柄の人生を繊細に描かれます。演じるだけでなく、観る側でもワクワクします。今回もそれぞれのキャラクターの人間味溢れた作品になること間違いなしです!」と三谷作品の魅力を力説した。

今月6日に番組公式ツイッターが開設、13日には三谷氏のコメント動画が公開され、16日より5日連続で出演者を発表していくと予告していた。

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