コシナは、マイクロフォーサーズ専用交換レンズの新製品として、開放絞り"F0.8"という明るさを実現する「SUPER NOKTON 29mm F0.8 Asperical」を発表した。12月10日からの発売を予定しており、価格は225,000円(税別)。
開放F0.8という大口径設計で、極端に光量の少ない条件でも、あるがままの光だけで撮影できるというマイクロフォーサーズ向けの交換レンズ製品。光学系に独自開発のGA(研削非球面)レンズを採用し、ガラスモールド非球面レンズでは製作できない高融点の硝材を用いて設計の自由度を高めたことで、開放絞りから高画質が得られる描写性能とコンパクトなサイズ感を両立したという。
AF機能は搭載せず、ピント合わせはマニュアルフォーカスで行う。開放絞り時のシビアなピント合わせも行える高精度な金属製ヘリコイドを備え、マニュアルフォーカス専用設計でしか味わえない、グリスアップされたシルキーな操作感覚も特徴の1つだとしている。
絞りリングには切り替え機構を備え、無段階かつクリック音無しの操作も行える。レンズ構成はGAレンズ1枚と非球面レンズ1枚を含む7群11枚で、絞りはF0.8~F16、絞り羽根は12枚、最短撮影距離は0.37m、最大撮影倍率は0.2倍(フルサイズ換算)。本体サイズは72.3×88.9mm(最大径×長さ)、フィルター径は62mm、重さは703g。ねじ込み式レンズフードが付属する。