大友克洋原作・監督の劇場アニメ『AKIRA』のDolby Cinema(ドルビーシネマ)版が、12月4日から全国7館で上映されることが決定した。
ドルビーシネマは、広域で鮮明な色彩と幅広いコントラストを表現するハイダイナミックレンジ(HDR)を特徴とする「Dolby Vision(ドルビービジョン)」の映写システムと、立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を採用し、映像と音響を最適なシアターデザイン(内装設計)で上映するシステム。
ドルビーシネマ版『AKIRA』では35mmマスターポジフィルムから4Kスキャンされた映像を、ドルビービジョンのHDR映像にリマスター。「従来のフォーマットでは潰れてしまっていた明るい光や、隠れてしまっていた暗部の深いディテールが表現されることで、今まで見たことがないような没入感あふれる映像体験をお届けする」としている。なお、音声は『AKIRA デジタルリマスター版』と同じ仕様となる。
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— 東宝映画情報 (@toho_movie) November 18, 2020
2020年最後、
「#AKIRA」で究極のシネマ体験を‼
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1988年の公開から
30年以上の時を経て─#大友克洋 原作・脚本・監督
「AKIRA」ドルビーシネマ上映が決定💥
🎬12月4日(金)~
全国7館のドルビーシネマ導入館で公開!
最新鋭の映像技術 × 立体音響技術で
「AKIRA」の世界を堪能ください✨ pic.twitter.com/YPwELLZCHF
『AKIRA』のドルビーシネマ上映を行う映画館は、以下の全国7館。入場料金は、劇場の通常料金に加え、ドルビーシネマの追加料金が必要となる。販売スケジュールや購入方法、鑑賞料金など詳細は各劇場のWebサイトを参照のこと。
- 東京:丸の内ピカデリー
- 神奈川:T・ジョイ横浜
- 埼玉:MOVIXさいたま
- 愛知:ミッドランドスクエア シネマ
- 京都:MOVIX京都
- 大阪:梅田ブルク7
- 福岡:T・ジョイ博多
『AKIRA』 あらすじ
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。
31年後――2019年東京湾上に構築されたメガロポリス、ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。
健康優良不良少年グループのリーダー・金田は、荒廃したこの都市でバイクを駆り、暴走と抗争を繰り返していた。ある夜、仲間の鉄雄は暴走中、奇怪な実験体の少年と遭遇し、転倒負傷。呆然とする金田たちの前で、彼らは軍の研究所へと連れ去られてしまう。
鉄雄救出のために研究所へ潜入を試みる金田。だが、彼はそこで、過度の人体実験により新たな「力」に覚醒した、狂気の鉄雄を見る。
一方、研究所内の特殊ベビールームでは、実験体の少女が、「最高機密=アキラ」の目覚めを予言。
鉄雄は自らの力の謎に近づくべく、地下深く眠る「アキラ」への接近を開始した――