俳優の辻萬長が、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に、小栗旬演じる主人公・北条義時の祖父・伊東祐親役で出演することが18日、明らかになった。祐親は、平家に仕え、反旗を翻す頼朝の命を狙う。

辻萬長

俳優の小栗旬が主演、三谷幸喜氏が脚本を手掛ける『鎌倉殿の13人』は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。

辻は「久々の大河ドラマ、それも僕への当書きだ。これほどワクワクさせるものはない。伊豆国の大豪族『伊東祐親』。娘の八重が頼朝と密かに結ばれたことに激怒し二人の絆を引き裂く激しさ。頼朝憎しと執拗に追い詰める執念の強さ。そして戦いに負け囚われの身となるが、頼朝による恩赦をあくまで拒否する、その頑なさ。さてどう演じるか」とコメント。

大河ドラマへの出演は15作目。「数多くあるが、その中でも『竜馬が行く』の海援隊の面々との楽しかった青春。『元禄太平記』の吉良家用心棒・剣豪小林平八郎。討ち入りでの三日にわたる激しい立ち回り。そして『峠の群像』。赤穂に留まり藩を立て直そうと塩田造りに力を注ぐ、実直な浪人・鈴田十八。それぞれ思い出すと目を細めてしまう」と振り返る。

また、三谷作品について「面白い。笑ってしまうという意味だけではない。大きな意味で面白い。色々な状況の中で気持ちが高揚し、それがついには笑いになり、涙になり、怒りになる。基本はシリアスに演じ続けての面白さだ」と絶賛している。

今月6日に番組公式ツイッターが開設、13日には三谷氏のコメント動画が公開され、16日より5日連続で出演者を発表していくと予告していた。

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