俳優の木村拓哉が、映画『マスカレード・ナイト』(2021年9月17日公開)で主演を務めることが18日、明らかになった。
同作は、累計445万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズの実写化作。2019年に第1作『マスカレード・ホテル』が映画化され興収46.4億円の大ヒットとなり、続編の実写化が決定した。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、ホテル・コルテシア東京へ潜入捜査を行う。
前作に引き続き、主演は木村拓哉。ホテルマンとして潜入捜査をする警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介を演じる。さらにホテル・コルテシア東京の優秀なホテルマンでコンシェルジュとなった山岸尚美を長澤まさみが続投。刑事として「犯人逮捕を第一優先」に掲げ、利用客の“仮面”を剥がそうとする新田と、ホテルマンとして「お客様が第一優先」のポリシーから、利用客の“仮面”を守ろうとする山岸の水と油とも言える異色のタッグがスクリーンに帰ってくる。
また、前作同様『HERO』(07年、15年)、『本能寺ホテル』(26年)の鈴木雅之監督がメガホンを取る。撮影は2021年1月初旬のクラインインを予定しており、同年8月に完成、9月17日より全国東宝系にて公開される。
木村拓哉 コメント
『マスカレード・ホテル』で東野先生の世界観を具現化することが非常に楽しかったので、同じ舞台といえども、また違う内容で新たに作品を構築していく楽しみがありますし、同時にプレッシャーでもあります。
本作は東野先生もおっしゃる通り大胆な脚色があり、あれだけ分量のある原作をわずか1日の設定にしているので、ジェットコースターのような話の流れになると思います。
観てくださる皆さんにも、その世界に没入してもらったうえで、スクリーンと客席が一瞬繋がって、登場人物として同じ事件の目撃者になってほしいと思います。
共演の長澤さんはすごく魅力的な方ですし、またご一緒できることが嬉しいです。今回も彼女らしい解釈で山岸としてそこに存在してくれると思うので、セッションが楽しみです。
チーム・マスカレードの再会に感謝しつつも、コロナ禍での撮影なので現場で気を付けなければいけないこともたくさんありますし、気を引き締めて臨みたいです。
我々が全力を尽くして作ったものをたくさんの方に届けて、皆さんにとって少しでもプラスに作用してほしいなと思います。
長澤まさみ コメント
続編決定を聞いた時、身が引き締まる思いになりました。前作を観て頂いたお客様に対して期待を裏切らないようにという責任感を感じております。
しっかりホテルマンとしての仕事を努め、落ち着いて、丁寧に演じられたらなと思っております。
木村さんは、集中して作品と向き合える空気感を作ってくださるので、今から撮影が楽しみです。
また、監督やスタッフさんに久しぶりにお会いできるのも楽しみですし、同僚のホテルマンの方々、
そして新たなお客様に早くお会いしたいです。
鈴木雅之監督 コメント
ホテルは小さな街だと言われている。それは、世の中で起こる事が、この小さな街でも起こると言う事。
グルメ、恋、喧嘩、不倫、そして殺人……。大晦日の夜、コルテシア東京という小さな街で、年に一度の仮装パーティーが開かれる。誰もが自らの姿を変え、顔をかくす仮装パーティー。そこに、殺人犯が現れるという……何か、ぞくそくしますね
原作者:東野圭吾 コメント
映画『マスカレード・ホテル』は素晴らしい出来映えだったと思っています。
あの作品を仕上げた方々が手がけられるということなら、『マスカレード・ナイト』の映画化を
お任せするにあたり、何ら心配する必要はないでしょう。挑戦的な脚色も大歓迎です。
木村さんの新田浩介、長澤さんの山岸尚美に再び会えると思うと、今からわくわくします。
華やかでスリル溢れるエンターテイメントになることを期待しております。
(C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社