ファーウェイ・ジャパンは11月17日、完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds Pro」を国内発表しました。同社が2020年9月に開催したオンライン発表会「Seamless AI Life Product」でグローバル向けに登場したもので、今回日本市場向けに正式発表。11月20日に発売し、価格はオープン、店頭予想価格は税別22,800円前後の見込みです。

  • FreeBuds Pro。カラーはカーボンブラック、シルバーフロスト、セラミックホワイトの3色展開です

ファーウェイはこれまで、完全ワイヤレスイヤホンとして「FreeBuds」シリーズを発表してきています。直近では、FreeBudsシリーズのエントリー機となる、ノイズキャンセリング(NC)搭載の「FreeBuds 3i」を2020年6月に国内発売しました。

今回、「FreeBuds」シリーズのフラッグシップにあたる、開放型の完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds Pro」が日本で発売します。

その特徴は、曲面と直線を組み合わせた「Iconic Cubicデザイン」、11mmのダイナミック型ドライバー、デュアルアンテナによる安定通信、ANC(アクティブノイズキャンセリング)と環境騒音を検出する機能を組み合わせた「ダイナミックノイズキャンセリング」など。

  • 11mmのダイナミックドライバーを内蔵します

特にダイナミックノイズキャンセリングでは、FreeBudsシリーズ初となる“シーン別”のノイズキャンセリングに対応しました。リアルタイムで今いる環境を認識し、最適化したノイズキャンセリング強度に設定します。

ノイズキャンセリング強度は、図書館など静かな場所での「くつろぎモード」、街なかのノイズを低減する「雑踏モード」、電車や飛行機などうるさい場所で最大40dBのノイズを低減する「ウルトラモード」という3つのモードが、利用者のいる環境に応じて適用されます。このほか、外部音を取り込むモードや、人の声を際立たせる音声取り込みモードも用意します。

  • 内向きマイク、外向きマイク×2を備え、環境に合わせたノイズキャンセリングが適用されます。なお、3つのモードを手動で切り替えるには、Androidアプリ「HUAWEI AI Life」での設定が必要です

また、デュアルアンテナの搭載で音が途切れにくくなったほか、スマートフォンやPCなど、2つのデバイスへの同時接続が可能となり、本体操作で接続デバイスをシームレスに切り替えられるようになりました。あらかじめペアリングしておくことで、PCで動画を見ているときにスマートフォンに電話がかかってきても、接続先を切り替えてそのまま電話に応答する、といった具合に使えます。

  • USB Type-C(6W)での有線充電のほか、ワイヤレス充電(2W)にも対応

  • FreeBuds Proの主な特徴

操作は、本体の軸の部分をタッチして行います。コーデックはAC、SBCに対応し、Bluetoothのバージョンは5.2です。バッテリー駆動時間は音楽連続再生・ANCオンの場合で約4.5時間、同オフの場合で約7時間。

イヤホン本体の重さは各6.1g、充電ケースは約60g。L / M / S3種類のイヤーチップや、充電ケースが同梱されます。カラーはカーボンブラック、シルバーフロスト、セラミックホワイトの3色展開です。

  • カーボンブラック

  • シルバーフロスト

  • セラミックホワイト

  • シルバーフロストはメタリックなカラー

  • 高さ26mm、幅29.6mm、奥行き21.7mmと小さな本体(単体のサイズ)

  • 充電ケースは小ぶりで楕円形

  • セラミック・ホワイトのイヤホン本体と充電ケース

  • こちらはシルバーフロスト。ケースは各カラーに合わせた色

  • ケースを閉じたところ

  • Android向けの専用アプリで設定できる項目は多岐にわたります。バッテリー残量やノイズキャンセリングのオンオフも可能です

  • ノイズキャンセリングのモードを手動で切り替えるにはアプリ側で設定が必要です

  • 応答や音楽再生 / 停止操作など、ショートカット操作の割り当てができます

  • イヤーチップは3種類が同梱されますが、耳に合っているかどうかの適合度をアプリでチェックできます