阪神タイガースの藤川球児がプロ野球人生を振り返る、カンテレの特番『藤川球児 最後の勝負密着15年 引退直後に独占激白』が、きょう15日(16:00~17:00 ※関西ローカル)に放送される。
18歳のとき、ドラフト1位で入団した藤川。しかし初勝利まで4年、その後も結果はついてこなかった。そんなとき出会ったのが、当時2軍投手コーチ・山口高志。藤川にフォーム改良をアドバイスした。
故障しがちだった藤川だが、不屈の精神で何度も鍛え直した体が支えとなって才能が開花。分かっていても打てない魔球と言われたストレートができ上がった。
ライバルと戦うたびに輝きを増したストレート。そんな中、球界を騒然とさせた対決があった。“火の玉ストレート”の名づけ親・清原和博……藤川との対決の裏で、これまで語られなかった真相を明らかにする。
さらに、メジャーリーグへの挑戦、右ひじ靭帯断裂による手術、地元高知の独立リーグでのプレー、再びタテジマのユニフォームでのクローザー復帰など、カンテレが密着した15年間の映像とともに、当時の思いや今だから語れるエピソードを、熱狂的な虎党の俳優・渡辺謙のナレーションで紹介する。
渡辺は「誰よりも野球を愛し、誰よりも阪神ファンを愛した男、藤川球児を追いかけたドキュメント、そのナレーターを務めること、誇りに思ってます。お疲れさま!」とコメント。
引退試合翌日にインタビューに臨んだ藤川は「現役を引退して初めて取材を受けて、これまでの映像を見ても、不思議な感覚ですね。選手の自分と今ここにいる自分が違いすぎて、表現するのが少し難しい。昨日で終わっちゃったんだなってところです」と現在の心境を明らかにした。
また、山口高志氏や清原和博氏をはじめさまざまな方の映像を見て、「これからたくさんの方に十分に時間を使ってゆっくり御礼を伝えに行くので、待っていてください」とも。
そして、「藤川球児という選手に、(皆さんが)どういう思いを抱いていて当時どういうふうに思っていたか、自分には分からないのですけど、当時の思い出や印象など、どういう感情を持ってもらってもいいので、楽しんでいただけたらなと思います。僕もどんどんどんどん次に進んで、その姿を見せられるよう頑張ります」と呼びかけている。