プラネットは11月12日、「マイナポイントに関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月16日~20日、20代以上の男女4,000名(男女各2,000名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、マイナポイントの認知度は9割を超えているものの、その必須アイテム「マイナンバーカード」の保有状況はというと、39.0%と4割以下。ただし、「申請中」(5.1%)や「申請予定」(18.2%)の人も合わせると、マイナンバーカード取得率は62.3%という結果に。
そこで、マイナンバーカード取得・取得予定の人にマイナポイントの手続きをした・する予定かを聞いたところ、「すでに手続き済み」(42.4%)、「アプリのダウンロードやマイキーIDの取得はしたが未完了」(3.2%)と、約半数がアクションを起こしていることが判明。
また、「これから手続きする予定」の人が38.8%であることから、マイナポイントの本格普及はこれからと言える結果となった。
続いて、マイナポイントと連携させるサービスとして、どんなキャッシュレス決済サービスを選んだのかを聞いたところ、WAON、nanaco、Suicaなどの「電子マネー」(32.8%)が最多に。次いで、「クレジットカード」(25.6%)、「QR/バーコード決済(PayPay、LINE Payなど)」(23.0%)と続いた。
年代別では、50代以上でクレジットカード、40代以下でQR/バーコード決済を選択した人が多く、20代では両者が拮抗している状況に。
一方、カードを持っていない人と、持ちながらもマイナポイント手続きの予定がない人に対し、マイナポイントの申請をしない理由を尋ねたところ、「手続きが面倒だから」(50.7%)がトップに。以下「セキュリティ面に不安があるから」(39.8%)、「カードを持ちたくないから」(30.8%)、「手続きが複雑でよくわからない」(20.7%)と続いた。
還元がいくらに引き上げられたらサービスを受けたいと思うかと質問したところ、20.0%の人が「5万円以上」と回答。その一方で、「1万円台」も13.9%となり、現実的なところとしては、最大還元額が現行の2~3倍になれば行動を起こす人が増えるかもしれないという結果に。
また、半数は「引き上げられても受けたくない」としていることから、かたくなにマイナポイントに背を向ける人が少なからずいることがわかった。