華やかなオトナの遊び場、六本木に一風変わったコンセプトのバーがオープンしたのをご存知でしょうか? 本格ドリンクとリッチなバーカウンターで上質な時間を提供する、その名も「0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE」(以下、0%)。なんとこのバー、ノンアルコールドリンク専門のバーなんです!

お酒は苦手だけどソフトドリンクじゃ物足りない。結構飲んだけどもう1軒どこかに行きたい。そんなワガママを満たすべく7月にOPEN。新感覚のノンアルコールバーで、果たして「飲まなくても酔える」体験はできるのか? アルコール好きアラサー女子が突撃してきました。

  • 酒好き女子がノンアルコールバー「0%」へ潜入

店内はまるで宇宙!? 朝から飲めるノンアルコールバー

「0%」は予約はオンライン、決済は全てキャッシュレスと、なんともスマートなお店。朝10:00から夜22:00まで営業しています。朝から営業とは、さすがノンアルコールバーですね。

ちなみにお店にはWi-Fiがありコンセントも全席に完備されているので、ちょっとした作業や打ち合わせにも使えます。こんなところでノマドワークしてみたい!

ちなみに私は金曜日の夜20:00頃にお邪魔しました。入店時には検温され、店員さんはマスクを着用。換気もされておりコロナ対策もばっちりです。

  • 六本木通りに面したガラス張りのお店。外観からしてただならぬ雰囲気が……

店内はカウンター席とテーブル席が数席と、思っていたよりこじんまりとした印象。壁にかけられたミラーオブジェに映る六本木の街が少し歪んでオレンジの照明に照らされ、なんとも怪しげな雰囲気を醸し出します。

  • カウンター席の様子。この絶妙な照明でほろ酔い気分に

カウンターの奥へ進むと、青色の空間。海にでもきたのかしら私は……というどこか近未来的で非日常感のある不思議な感覚に包まれながら店内を進みます。

  • メタリックな無機質さがとても近代的な店内

お店の奥にはギャラリースペースがあり、クリエイターさんたちの作品が陳列。作品にはSNSの情報も記載されているので、そこから気になるクリエイターさんをフォローすることもできます。バーという場所で気軽にアートとの出会いを楽しめるのも新感覚ですね。

  • 朝と夜が同居しているような不思議な空間

案内された席から見えるミラーオブジェはとにかくおしゃれ。どうにかお店の雰囲気を伝えようとかなり奮闘して撮った写真がこちらです。炎と海のような風景と耳心地の良いBGMで、都会の喧騒に居ることをすっかり忘れさせてくれます。

こだわりグルメやドリンクをチェック!

宇宙のような空間をひとしきり楽しんだら(この時点で気持ちはほろ酔い)、気になるドリンクを注文。0%では軽食も頼むことができ、フードメニューはヴィーガン対応しています。

日本でも少しずつ増えつつあるヴィーガン料理ですが、とはいえまだまだ口にする機会は少ないもの。せっかくなので「バッファローカリフラワーケサディーヤ」(1,200円)なるものを頼んでみました。そして、飲み物は「A Real Pleasure ゼロ(0)になる」を注文。

  • 「バッファローカリフラワーケサディーヤ」(1,200円)

ケサディーヤはメキシコのファストフード(トルティーヤで具材をはさんで焼いたもの)。ヴィーガン料理でこんなに食べ応えがあり、味がしっかりしているのか……と驚きます。夜中に食べても罪悪感がない材料で作られているのに、しっかりとパンチがきいたジャンクフード感ある一品。物足りなさは一切感じません。

さて肝心のドリンクですが、いやいやアルコールのカクテルでもこんなにおしゃれなもの出てこないでしょ! と突っ込みたくなるすごいものが出てきました。価格は1,500円。けっこう量があるので、一緒にいった仲間とシェアしてもよさそうです。

  • お店の顔ともいえるドリンク「A Real Pleasure ゼロ(0)になる」(1,500円)

味はフルーツの甘さにバジルの爽やかさが合わさった、ノンアルコールとは思えない風味! 普段お酒を飲む際、さっぱりした甘めのカクテルが好きな人におすすめです。お酒を飲まない方は柑橘系が好きなら気に入るはず。甘すぎずオトナ向きな味わいです。

せっかくなのでもう1杯「アイスランドバブル」というドリンクを頼んでみました。これは是非ともムービーやInstagramのストーリーを準備しながら待っていて欲しい!

  • 紫の色がなんとも魅力的な「アイスランドバブル」(1,200円)

煙でドームを作って提供され、あっという間にバブルが弾けます。カウンター席などの明るい照明の席で見ると、パープルの色合いの美しさに驚くはず。見た目の美しさに酔わされる、「飲まなくても酔える」とはこのことか……!と思わせてくれます。

こちらはジャスミンティーベースで、ブドウやパインといったフルーツのテイストを楽しめるドリンク。さっぱりしている中にフルーツの果汁がしっかりと感じられるドリンクです。

クリエイティブ感あふれる非日常な空間に酔いしれて

この他にも、コーヒーテイストやスパイシーなものまで、視覚も味覚も満足させてくれるドリンクメニューがラインアップ。全て1,000~2,000円台で楽しむことができます。デザートもあるのでカフェ感覚での利用OKもです。

アルコールが入っていないからこそ、研ぎ澄まされた感覚で音楽や食を堪能できる、まさにオトナの空間。意識はしっかりと、でも五感はその贅沢さに酔いしれる、そんな時間を過ごすことができますよ。

ちなみに、店名の「0(%)」には、「人々の心を0(%)にする」という意味も込められているのだそう。

アルコールは無くても、近未来的な内装やアート作品のような美しいドリンクがある。そんな誰もが気軽に非日常な時間を楽しめるお店「0(%)」。日々の疲れをリセット(0)しに、訪れてみてはいかがでしょうか。


店名:0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE
住所:東京都港区六本木5-2-4 ANB Tokyo 1階
営業時間:10:00~22:00